でこぼこカップルの日常【月島蛍】

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なんで気づかなかったんだろう






隣にいてもAと僕には40cmの距離がある





それが気にならないくらい、君はいつもでも僕のことを見て話してくれてたんだ





そばにいるよって、言ってくれてたんだ






いつも見上げて、真っ直ぐ僕だけを見て笑ってくれてたんだ






出会ったあの日から、ずっと









僕だけがそれに安心して、甘えてた






Aはずっと不安だった？




僕のこと、遠いって思ってた？









月「っ、菅原さん、ありがとうございました、」






菅「おう、行ってこい！！」









菅原さんの声を背に、駆け出した







言わなきゃ、ちゃんと









神「あ！月島くん！部活終わったの？」






なのに、部室の階段の前には1番会いたくない人






神「一緒に帰らない？もっと話したいなー」







月「ごめん、朝も言ったけど、A以外興味ない」






走り出そうとする僕の腕が掴まれる





神「なんで、星川さんなの！」









『蛍、、？』





か細く聞こえた声




振り返ると、泣きそうな顔でAが立っていた







『私、今日のこと謝ろうと思って、、ごめん、邪魔したかな、、』






月「A、」



神「行かないで、月島くん！」




数歩の距離なのに、




月「神田さん、離して」



神「やだ、」









『私、帰るね、、、』









月「好きだ！！！！！！！」

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