でこぼこカップルの日常【月島蛍】

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軽いリップ音が、薄暗い部屋に響く






僕がAの首に唇を寄せる度に、くすぐったそうに身をよじる







『ふふ、やっぱ眼鏡外してもかっこいいね、』




月「なに、それ」




深く唇を重ねながら下腹部が熱くなるのがわかる






それでも、どこか頭は冷静なままで









月「あ、」






『ん？』






月「あれ、持ってない」




『あれ、？、、あ、そこの引き出し開けて、』







Aが指さしたベッド際の小さな取っ手を引くと、"0.01"を主張する箱








月「、、」





『何考えてるかわかんないけど、違うから』




月「わかんないなら違わないかもじゃん」





『お兄ちゃんが、入学祝いって無理矢理置いてったの』




月「ごめん、違った」






どんなお兄さんだよ、と思ったけど今は不本意ながら感謝します






箱を眺めたままの僕をAが心配そうに覗き込んでくる









『入る、、？』





箱に書かれたLの文字をつついてくる






月「ちょっと、変なプレッシャーかけるのやめてよ」






『蛍、緊張してる？笑』






月「そりゃするでしょ、初めてなんだから」





『そっか、、私も／／』





月「なんで急に照れるの、」






赤くなった頬に手を伸ばすと自分から擦り寄ってくる









お互いの唇を食んで、そのままベッドに身を沈めた

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