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ホットミルク ページ36

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…………なんだか寝れない日、ダメだってわかってるけどスマホで時間を確認したらもう12時で。
だるちゃんは隣にいないからまだ配信中かな、と思って確認するけどもう終わってるみたいだからリビングにいるのかも。

そう思うと隣に温もりがないのがなんだか寂しくなってだるちゃんの顔が見たくて、どうせここにいても寝れないんだしなんて考えながら寝室を出て寒い廊下を歩く。
ガチャ、
リビングのドアを開けるとスマホを見ながらモンスターをちびちび飲んでいて。ドアが開いたのに気づいたのかだるちゃんは少し驚いた顔をした後優しく微笑んでくれた。



「もう寝たと思ってた。寝れやんの?」


「ん、寝れなかったからきちゃった。」


「そっかぁ………せやったらここ座り。ちょっと待っとってなぁ?」



そう言うとだるちゃんはキッチンへ向かってなにかし始めた。テーブルからキッチンは意外と見えなくて何してるのかは分かんなかったけど。

………………それから数分たって戻ってきただるちゃんの手には2つのマグカップが。スンスンと嗅いでみると甘くて、私の大好きな匂い。



「ほっとみるく?」


「お〜、だるちゃん特製ホットミルク持ってきたで。
熱いかもしれやんからゆっくり飲みや。」



コトリ、音を立てて置かれたホットミルクは白い湯気がたっていた。熱いかもなんて言うけど、猫舌の私がすぐにでも飲めるように少しぬるくなってるのは知ってて。そういう優しい所がすき。
1口飲むと甘い、優しい味がして。だるちゃんのホットミルクははちみつの代わりにメープルシロップが入ってて、それが私は1番大好きだった。



「ふは、かわええなぁ………
飲み終わったら一緒に寝よか。」



すぐ隣に座ってるだるちゃんが私の顔を見ながら言った。もしかしたらほわほわした顔見られたのかもと思ったら恥ずかしくて。でもその後の提案は私にとって願ってもないことだったから。




「ん、いっしょにねる」




なんて答えてだるちゃんに体を預けるのだった。

寂しい→←ドライヤー



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作者名:翡翠 | 作成日時:2021年11月26日 1時

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