だるまいずごっどとの日常 (ページ27)

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嫌いなページ27

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だるちゃんは意外と子供っぽくてピーマンが苦手らしい。どうにもあの苦い味がダメだって。

でも栄養バランスは大事だしただでさえ不健康な生活してるんだから、と私がご飯に入れたりすることがあって。
今日も野菜炒めの中に少し入れた。

2人で手を合わせていただきます。
ちゃんと食べるかな？って思って見てたらやっぱりちょこちょこ避けてて。

「だるちゃん、ちゃんとピーマンも食べないとダメだよ？」

「……なんでバレてるんよ」

少しバツの悪そうな顔をしながら言うだるちゃん。

「そりゃあだるちゃんのこといちばんよく見てるし？
好き嫌いがダメって言うわけじゃないけどさ～避けてたらお行儀悪いし汚いでしょ。」

「………やって苦いやんかあれ」

「ピーマンだけ口に入れるからじゃないの？
も～ほら、
あ～んして？」

「え、あ～、ん！？」

あんまりお説教みたいなのをするのが得意じゃない私はもう正面突破だ、と言う感じにだるちゃんの口にピーマンを近づけた。だるちゃんは突然のことに頭が働いてないのかそのまま口で受け取って。口に入れた瞬間の嫌そうな顔のまま、何回かそれを噛んで、飲み込んだ。

「んふふ、美味しい？」

「…………にがい、」

「いつまでもピーマン避けてるからだよ。ちゃんと食べないと今度からもあーんして食べさせちゃうからね。」

そう言うとだるちゃんはなんだか少し考える素振りを見せて、

「Aが食べさせてくれるなら嫌いな食べもんも食べたくなるかも……？」

と真剣な表情で言い切った。

次からご飯にピーマンを出す度、あーんを強請られるのはまた別のお話。