だるまいずごっどとの日常 (ページ17)

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夢ページ17

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私の周りにはたくさんの人がいて。特に仲のいいだるちゃんになるっちゃん、ありちゃん。それからお母さんやお父さん。みんなキラキラしててニコニコで。
………でもその数秒後にその顔は曇って行って。

まずはありちゃん、次になるっちゃん。それからお父さんとお母さんが同時に消えて。最後にはだるちゃんも

「ほんまはお前のこと嫌いやったんよなぁ～！」

なんて言いながら消えていく。

やめて、いかないで、1人はやだ。嫌わないでよ。

「………！」

「ぉ………ろ！」

「A！」

パチリ、目を開けるとすぐ近くにだるちゃんの顔が。

「ん…………だるちゃ、」

「大丈夫？なんか魘されとったから起こしたけど………」

「だいじょうぶ、ちょっとした悪夢だったし………」

そう言いながらも気づけば見える景色は歪んでいて。目から水が垂れるような気がする。

「えっ！？なんで泣いてるん？そんな怖い夢やったんか～？よしよし、Aのだるちゃんが話聞いたるからなきやみ。」

「………だるちゃん、！」

ひし、とだるちゃんに抱きつきながら私は先程の夢の話をした。だるちゃんも鳴るっちゃんもありちゃんも両親もいて楽しかったこと、それが一人一人消えていった事。それからだるちゃんに嫌われていたことも全部。

だるちゃんは少しのあいだ考え込んだ後、私の頭にその暖かい手を載せてくれた。

「そっかぁ、それは怖かったな。でもまぁ、悪夢って人に話して忘れるほうがええらしいし

………それに俺おるし絶対何があっても離れてやらんからな。」

彼のかっこいい言葉につっこもうとしていたけどそれよりも先に顔が真っ赤になって結局言えなかったのだった。