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卓巳さんにお酒の説明をしてもらうため、席を外していたところ
席に戻るとカウンターに伏せているAが居た。
「A、寝ちゃった？」
グラスを拭く健汰は、頷いた。
健「タクシー呼んでおきました」
「おお、サンキュー」
会計を済ませ、Aに俺の上着をかけてやる。
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「じゃあ、帰るわ」
健「はい。今日もありがとうございました」
「これからも頼むわ」
Aの鞄を持って、体を支えながら店を出ようとすると
健汰に呼び止められた。
健「勇人さん。‥‥Aのこと、お願いしますね」
らしくない彼の表情が
気になったけど
「任せろ」
そう言ってみせるしかなかった。
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タクシーに乗って、家につくまで
色んな事を考えた。
企画が終わってしまえば、Aに会えんくなる。
「‥‥」
「Aは俺の事どう思っとん‥、」
顔にかかる髪を掻き分け、
気持ち良さそうに眠る彼女は、俺の気持ちなんか知らんのやろな。
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智子(プロフ) - とてもいいお話でした！！続きが気になる終わり方で、続きを読みたくなりました。 (2020年10月6日 11時) (
レス) id: 1620f9dfdb (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：理彩 | 作成日時：2018年11月30日 20時
