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健「用事って、これだろ？」
ポケットからそれを取り出し、私に差し出した。
相変わらず立派な指輪
『うん、…ありがと』
健「逃した魚は大きいって思わせてーの？そんなに可愛くして、」
何か作業をしながら、意地悪く微笑んだ健ちゃんのその顔は、高校時代から変わってない。
『最後くらいね、』
(女のプライドかな、)
なんて
“ふ、”と鼻で笑った健ちゃんと目があった
『何よ、』
キッ、と睨むと彼は、緩んだ口元を隠すように手を当てた。
健「いや、別に。俺は、それくらい気強い女の方が好き」
その一言に昔の事を思い出して笑ってしまう。
自分も意地っ張りで気が強いくせに、同じような人選ぶんだから。
(健ちゃんの彼女さん、フォローするの大変だったんだからね。)
『ふふ、じゃあ行くね』
鞄を肩にかけ直す。
ちょっと、元気が出て気持ちも落ち着いた。
やっぱり、健ちゃんに会いに来てよかった。
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木製の階段に足をかけると、扉が開いた。
健「いらっしゃいませ」
若い男性数人組
どこか見たことある顔
そうだ、あの日後から来たお客さんたちだ。
真ん中に居た男の人と目が合った。
たぶん、この間咳払いした人。
フサフサの髪と
狼っぽい犬顔(私の主観だけど)
女の子にモテそうな、甘いマスク
身長も高くて、スタイリッシュ
軽く会釈をして、階段ですれ違ったその時
柔らかい香水の香りが鼻をかすめた。
(あ、この香り好き、)
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理彩(プロフ) - ゆゆ。さん» ありがとうございます。どハマりしちゃってください！笑頑張ります！ (2018年8月2日 20時) (
レス) id: 7805605240 (このIDを非表示/違反報告)
ゆゆ。(プロフ) - この作品大好きです！もうどハマりしちゃってます♪更新頑張ってください！ (2018年8月2日 13時) (レス) id: 3e6ff657de (このIDを非表示/違反報告)
千南 - 理彩さん» これからも応援してます! (2018年7月21日 23時) (レス) id: 44f061dcc9 (このIDを非表示/違反報告)
理彩(プロフ) - Satomigさん» ありがとうございます！そう言っていただけて嬉しいです。長編になると思います笑 (2018年7月21日 9時) (レス) id: 7805605240 (このIDを非表示/違反報告)
Satomig - こんばんは！ 更新されるのが楽しみで仕方ないです！笑 話が現実味があって読んでいてとっても楽しいです！ 長編希望です！ (2018年7月21日 0時) (レス) id: c98854b979 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：理彩 | 作成日時：2018年7月16日 18時
