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勢いで飛び出したのは良いものの、今日の夜どうしよう。
呑気にフラれたばかりの相手と同棲してる家に戻るわけにいかないし。
ホテルって言っても今から探すには遅い。
『‥‥もしもし』
「もしもしA、どうしたのこんな遅くに？」
上京してきて初めて出来た友達の藤代咲に電話をかけた。
『ごめん、咲。‥‥あのね、今晩泊めてほしいの』
…
咲「ハアーーっ！？」
あまりの大声に両耳を塞いだ。
咲「えっ、なんで？どうしてよ、」
ぐいっ、と身体を寄せる彼女に思わず後ずさりしてしまう。
そうすれば、彼女はますます私に近づいてくるのだが。
咲「そんないきなり？理由も無しに？」
『うん…』
咲「ショウさん、そんな人だっけ。もっと誠実で真面目な人に見えたけど」
考え込むようにかたく目を閉じた咲
咲「それで納得できるの？」
『出来ないよっ、』
出来るわけない。
それでも今日は気が動転して、気づいたら健ちゃんのお店に居た。
『‥だから、ちゃんと話はする。』
咲は大きく頷き、言葉を続ける。
咲「そうしな。家にはいくらでも居ていいから、ちゃんと話しな。Aはプロポーズされて、一年待ったんだから。」
話をしながら、私が落ち着くようにと淹れてくれていた紅茶をカップに注いだ。
(持つべきは、腐れ縁の同級生じゃなくて、口が悪くても思いやりのある友達だ、)
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咲「ショウさん、すっごい素敵な指輪くれてなかったっけ？」
その咲の一言で、自分の左手に目をうつす。
『ぇ‥、』
無い。
指輪が無い。
(そうだ、あの時…！)
健ちゃんが指輪を外して、
健ちゃんが持ったままだ。
最悪、と頭を抱えれば咲は大丈夫？と顔をのぞかせた。
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理彩(プロフ) - ゆゆ。さん» ありがとうございます。どハマりしちゃってください！笑頑張ります！ (2018年8月2日 20時) (
レス) id: 7805605240 (このIDを非表示/違反報告)
ゆゆ。(プロフ) - この作品大好きです！もうどハマりしちゃってます♪更新頑張ってください！ (2018年8月2日 13時) (レス) id: 3e6ff657de (このIDを非表示/違反報告)
千南 - 理彩さん» これからも応援してます! (2018年7月21日 23時) (レス) id: 44f061dcc9 (このIDを非表示/違反報告)
理彩(プロフ) - Satomigさん» ありがとうございます！そう言っていただけて嬉しいです。長編になると思います笑 (2018年7月21日 9時) (レス) id: 7805605240 (このIDを非表示/違反報告)
Satomig - こんばんは！ 更新されるのが楽しみで仕方ないです！笑 話が現実味があって読んでいてとっても楽しいです！ 長編希望です！ (2018年7月21日 0時) (レス) id: c98854b979 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：理彩 | 作成日時：2018年7月16日 18時
