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. side 6
「慎吾、今日ヒマ？」
試合展開が思った以上にはやかった。
時刻は、11時過ぎ。
バーにいかないかと誘えば、
慎「すいません、今日は」
と断られ。
こんな日に限って、予定の空いてる選手がおらへん。
.
しゃあない、ひとりで行くか。
タクシーを店まで走らせる。
木製の重たい扉を開く。
店の中には、今日は健汰だけだった。
健「勇人さん」
「今日はひとり？」
健「卓巳さんはいる時の方が珍しいです」
「へえー」
眼鏡を外して、カウンターにおいて席につく。
健「今日はどうされますか？」
「ジントニック」
クラシックな店内にかかる洋楽
(なんて曲やったっけ)
まだ若いのに、落ち着ける雰囲気を作れる彼が、ただ凄いと思った。
.
健「Aも、あと30分くらいしたら来ると思いますよ」
「そうなんや」
高校の同級生やったっけ？
大人になっても仲良く出来る存在がおるってええな。
「高校の時からあんな感じなの？あの子」
健汰は少し、難しそうに笑って作業していた手を止めた。
健「そうですね、‥まあでも、成績はいつも学年トップ5には入ってましたよ。友達も多かったですし」
前にも聞いた話やけど、
あほあほ、ばかばか
って、思ってたけど頭は良いんや。
まあ、同性にも異性にも好かれそうなタイプしてるわ。
.
健「抜けてるところの方が多いですけど、陸上やってて足も速かったんですよ。意外でしょう？」
思わず笑ってしまった。
想像つかん
健「‥まあ、男運はないけど」
健汰は、小声でそう言った。
きっとそれは俺に言ったんじゃなくて、彼の独り言。
そんなときだった。
お店の扉が開いたのは。
.
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理彩(プロフ) - ゆゆ。さん» ありがとうございます。どハマりしちゃってください！笑頑張ります！ (2018年8月2日 20時) (
レス) id: 7805605240 (このIDを非表示/違反報告)
ゆゆ。(プロフ) - この作品大好きです！もうどハマりしちゃってます♪更新頑張ってください！ (2018年8月2日 13時) (レス) id: 3e6ff657de (このIDを非表示/違反報告)
千南 - 理彩さん» これからも応援してます! (2018年7月21日 23時) (レス) id: 44f061dcc9 (このIDを非表示/違反報告)
理彩(プロフ) - Satomigさん» ありがとうございます！そう言っていただけて嬉しいです。長編になると思います笑 (2018年7月21日 9時) (レス) id: 7805605240 (このIDを非表示/違反報告)
Satomig - こんばんは！ 更新されるのが楽しみで仕方ないです！笑 話が現実味があって読んでいてとっても楽しいです！ 長編希望です！ (2018年7月21日 0時) (レス) id: c98854b979 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：理彩 | 作成日時：2018年7月16日 18時
