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電話を切る。
“今日は、家帰れるん？”
そんな彼の言葉が、頭でこだまする。
『はぁ‥‥』
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チェックアウトの時間まで、ゆっくりさせてもらってロビーに降りた。
お会計をしようとすると、
「お連れの方からもう受け取っております」
なんて言われちゃって。
こんなに高いホテルを奢ってもらって申し訳ない気持ちと、いったい彼は、何の仕事をしているんだろうと思った。
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連絡が入った咲のマンションに戻る。
咲「おかえり、A。昨日はごめんねー」
髪を団子にした彼女は、寝起きのようで目を擦りながら、洗面所から出てきた。
『ただいま。ぜんぜん、楽しかった？』
咲「ついさっきまで飲んでた、」
“頭痛い”と呟いた咲は、冷蔵庫から取り出したペットボトルの水を口に運んだ。
リビングに移動すると、テーブルの下や上にビール、酎ハイの缶、おつまみの袋が転がっていた。
近くに置いてあったコンビニの袋に、それを集めていれていく。
咲「あー、ごめんね。ありがと」
『ううん。ごめんね、マンション探してはいるんだけど』
咲「いいよ、いいよ。見つけるの簡単じゃないだろうし。それで、ショウさんとは話せたの？」
『‥‥うん』
“若いあやまち”
なんて、冗談みたいに言える日がくるのかな。
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『咲、お昼ご飯適当に作ったけど、』
ノックして彼女の部屋に入ると、慌ただしくしていた。
咲「A、呼ばれたからちょっと会社行ってくる」
『そっか』
咲「ご飯夜食べるから置いといて」
『うん、気をつけてね』
咲を見送って、ひとりでご飯を食べる気にもなれず、ソファーに寝転がった。
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やることはいっぱいあるのに、なーんか気持ちはマイペース
『あーーー』
やりきれない思いを胸に、クッションに顔を埋めた。
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理彩(プロフ) - ゆゆ。さん» ありがとうございます。どハマりしちゃってください！笑頑張ります！ (2018年8月2日 20時) (
レス) id: 7805605240 (このIDを非表示/違反報告)
ゆゆ。(プロフ) - この作品大好きです！もうどハマりしちゃってます♪更新頑張ってください！ (2018年8月2日 13時) (レス) id: 3e6ff657de (このIDを非表示/違反報告)
千南 - 理彩さん» これからも応援してます! (2018年7月21日 23時) (レス) id: 44f061dcc9 (このIDを非表示/違反報告)
理彩(プロフ) - Satomigさん» ありがとうございます！そう言っていただけて嬉しいです。長編になると思います笑 (2018年7月21日 9時) (レス) id: 7805605240 (このIDを非表示/違反報告)
Satomig - こんばんは！ 更新されるのが楽しみで仕方ないです！笑 話が現実味があって読んでいてとっても楽しいです！ 長編希望です！ (2018年7月21日 0時) (レス) id: c98854b979 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：理彩 | 作成日時：2018年7月16日 18時
