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静かな空間が続いて、
ふいに、彼女の体が俺に傾いた。
驚いて視線を向けると、目を閉じてスヤスヤと眠っていた。
(いや、この状況で寝れるって、神経図太いな。)
「あ、そこ左で、奥のホテル入ってください」
.
照明が眩しいええとこのホテル
俺やって滅多に泊まらんのやからな。
「ちょっと確認してくるんで、待っててもらえますか」
「はい」
.
「すいません。ひとり泊まりたいんですけど、空いてますか？」
ガタイのええホテルマンが、予約の確認を始めた。
マスクしてるとはいえ、張れたら面倒なことになる。
.
「はい、ご準備できますよ」
顔をあげてニコリとした。
「じゃあ、お願いします。」
「405号室のお部屋となります。ご案内します」
「あっ、泊まるの俺じゃないんです。ちょっと待ってください」
.
タクシーに戻れば、まだ夢の中
「おい、‥おい起きろ、」
その目は固く閉じられたまま。
「おい、おい」
曲がるわけにもいかず、肩を揺さぶる。
.
「A」
.
ぼんやり、目を開けた彼女は、“んー”と蚊の鳴くような声でいった。
「部屋取ったから、起きて行くで」
『‥ん〜‥‥』
目を擦りながら、シートベルトを外してタクシーを降りた。
(絶対寝ぼけとるわ、)
タクシー運転手に断りをいれて、
「すぐ戻るんで、ちょっと待っててください！」
車のなかに残された彼女の鞄をもって、ホテルの中にはいる。
足元は覚束ないものの、ちゃんと自分で歩いてくれる。
その後ろ姿を、追った。
.
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理彩(プロフ) - ゆゆ。さん» ありがとうございます。どハマりしちゃってください！笑頑張ります！ (2018年8月2日 20時) (
レス) id: 7805605240 (このIDを非表示/違反報告)
ゆゆ。(プロフ) - この作品大好きです！もうどハマりしちゃってます♪更新頑張ってください！ (2018年8月2日 13時) (レス) id: 3e6ff657de (このIDを非表示/違反報告)
千南 - 理彩さん» これからも応援してます! (2018年7月21日 23時) (レス) id: 44f061dcc9 (このIDを非表示/違反報告)
理彩(プロフ) - Satomigさん» ありがとうございます！そう言っていただけて嬉しいです。長編になると思います笑 (2018年7月21日 9時) (レス) id: 7805605240 (このIDを非表示/違反報告)
Satomig - こんばんは！ 更新されるのが楽しみで仕方ないです！笑 話が現実味があって読んでいてとっても楽しいです！ 長編希望です！ (2018年7月21日 0時) (レス) id: c98854b979 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：理彩 | 作成日時：2018年7月16日 18時
