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健「いらっしゃいませ」
黒のシャツが良く似合うバーテンダー
健「また来てくださって光栄です」
亀「めちゃ上手かったんで、通わせてもらいます」
なんて、亀さんも俺と全く同じ事を思っていた。
卓「いらっしゃいませ、」
裏からもうひとり、対照的に白のシャツを来た男性が出てきた。
彼もその笑顔を崩すことなく、スマートに定位置に立った。
卓「あれ、Aちゃん帰っちゃったの？言ってよー」
健「渡したいものがあっただけなんで、」
へえ
さっきの子、Aちゃんって言うんや。
横で、慎吾が呟いた。
健「何になさいますか？」
「ジントニック3つで」
健「かしこまりました」
ライムの香りと氷の音
それだけが占めていたこの部屋に、着信音が鳴り響いた。
俺たち3人の携帯じゃないことを確認して、バーテンダーさんに顔を向ける。
ふたりも違う、と言うように顔を見合わせた。
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隣のとなりの席のカウンターチェアに手を伸ばした。
真っ白なスマホ
バーテンダーさんに見せれば、黒シャツさんの方が手を伸ばした。
健「すみません、知り合いのです」
卓「Aちゃんのだね」
また出てきた名前
指輪忘れたり、携帯忘れたり
忙しいやつ。
慎「さっきの女性のですか？」
健「すいません、この間もご迷惑御掛けして」
申し訳なさそうに眉をひそめた彼は、マスターと呼ぶにはまだまだ若そう。
亀「ははっ。気にすること無いですよ」
慎「この間は指輪忘れて。大切なもんなのに、」
卓「えっ、そうなの？凄い良い指輪だったよな。Aちゃん、大胆」
今度は困ったように笑った黒シャツくん
(婚約指輪忘れるとか、どうやったらできんねん)
慎「Aさん、って言うんですか？」
“興味がありますか？”と、白シャツさんが慎吾に訊ねた。
慎「綺麗な方だったんで」
なんて会話をしているうちに、黒シャツくんが俺たちの前に3つジントニックを置いた。
亀「いただきます、」
亀さんに続いて、口に運ぶ。
(ああ、やっぱり、うま)
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卓「Aちゃんって、高校大学とミスコングランプリでしょ？」
健「ああ、そうらしいですね」
楽しそうに話す白シャツさんとは別に、黒シャツくんはどこか楽しくなさげ。
卓「おっちょこちょいだけど、頭も良いし」
亀「才色兼備なんですね」
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「あの子と付き合ってるんですか？」
気づいたら
黒シャツくんにそう聞いていた。
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理彩(プロフ) - ゆゆ。さん» ありがとうございます。どハマりしちゃってください！笑頑張ります！ (2018年8月2日 20時) (
レス) id: 7805605240 (このIDを非表示/違反報告)
ゆゆ。(プロフ) - この作品大好きです！もうどハマりしちゃってます♪更新頑張ってください！ (2018年8月2日 13時) (レス) id: 3e6ff657de (このIDを非表示/違反報告)
千南 - 理彩さん» これからも応援してます! (2018年7月21日 23時) (レス) id: 44f061dcc9 (このIDを非表示/違反報告)
理彩(プロフ) - Satomigさん» ありがとうございます！そう言っていただけて嬉しいです。長編になると思います笑 (2018年7月21日 9時) (レス) id: 7805605240 (このIDを非表示/違反報告)
Satomig - こんばんは！ 更新されるのが楽しみで仕方ないです！笑 話が現実味があって読んでいてとっても楽しいです！ 長編希望です！ (2018年7月21日 0時) (レス) id: c98854b979 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：理彩 | 作成日時：2018年7月16日 18時
