もがく ページ26
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ーカーンッ、
だめだ。
つまってる。
調子の良いときだったら、この歩幅で手首はこの位置で‥、
ーカーンッ、
『‥‥ふぅ、』
「全くだな」
聞こえた声に振り返る。
『渡利さん』
「今のはセカンドゴロだな」
『‥‥‥』
渡利さんは、ひとつ溜め息をついた。
渡「あの日言ったこと忘れてしまったなら、もう一度言ってやろう。」
『っ、‥覚えてます、』
あんな言葉、忘れられるわけないでしょう。
渡「努力しても無駄だ。君が活躍できる場は、ここにはない」
そんなこと、言われたって。
いくら、貶されたって。
『諦めません』
渡利さんは、ギロッ、と私を見た。
怖かった。
体が固まった。
渡「勝手にしろ。タイムリミットはあるんだから」
その背中が、練習場から消えてしまうまで見送った。
渡利さんが出ていって、どれくらいだっただろう。
龍馬が入ってきたのは。
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理彩(プロフ) - 花蓮@carploveさん» ありがとうございます。伝わってよかったです(*^^*) (2018年7月14日 21時) (
レス) id: 7805605240 (このIDを非表示/違反報告)
花蓮@carplove(プロフ) - 連載お疲れ様でした！夢主ちゃんのやりきれない焦燥感や焦りの描写がすごくて…ついつい感情移入して泣きそうになることも度々ありました…新作も楽しみにしてます！ (2018年7月14日 20時) (レス) id: 9ae88586f0 (このIDを非表示/違反報告)
ファンタオレンジ(プロフ) - 途中で、ピースサインの歌詞入ってて、びっくりしました！！笑笑 (2018年6月29日 17時) (レス) id: 50dccbc662 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：理彩 | 作成日時：2018年6月24日 17時
