俺の可愛いADちゃんpart５ (ページ3)

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合コン～美香side～ページ3

まったく・・・相変わらず彩美はお人好しなんだから。

結衣さんが来て、困惑気味の彩美。

今日の合コンの趣旨からして、明らかに結衣さん、いない方がいいもんね。

Aちゃんの事、彩美から聞いて、実際はどんな子なんだろう？って楽しみにしてた。

現れた彼女は、彩美が言っていた通り、ふんわりとした、柔らかい雰囲気に包まれている、そんな印象の女の人だった。

私達と同じ歳位だって聞いたけど、少し童顔な顔つきと、潤みがちな瞳が印象で、なるほど、モテるだろうなって思った。

そんな印象なのに、それとは裏腹に、しっかりとした口調。

うん、彩美、私、この子好きだわ。

後藤さんの後輩さんが好きになるのも分る気がする。

問題は、なぜ今日来る事にしたのか分らない、結衣さん。

結衣さんて芸人さんに興味ないって聞いたけど・・・。

そんな事を考えながら、彩美達の後に続いて店員さんに案内された部屋に入る。

「お～来た来た。」
そう言って後藤さんが手を挙げる。

机を間にして、男性陣と反対側に座ろうとすると、

「せっかくだから、交互に座る事にしようや」と後藤さんが提案して、男女が交互に座る形になった。

後藤さんの右隣が結衣さん、左隣が彩美。

Aちゃんの隣には、やたらテンション高めの男の人が座ってる。

あの人がAちゃん狙いの人か・・・。

とりあえず、私は見守ってればいいかな。

両隣に座った男の人ににこやかに挨拶をして、また周りに目を向ける。

相変わらずご機嫌な結衣さん。

「ね～早く、乾杯しましょうよう」と甘い声で後藤さんにもたれかかってる。

彩美もよく我慢するよな・・・。

そんな事を考えてると、彩美と目が合う。

「勘弁して欲しいよ～」そんな顔で苦笑いする彩美。

ほんと、結衣さんはなんで来たのか謎だよな・・・。

そう思いながら、今度はAちゃんの方に目を向けると、

テンション高めな男の人に、若干ひき気味のAちゃんが、引きつった笑顔で対応してるのが分った。

・・・こちらも、なんだか前途多難な感じね。