紅野さんと半年�� ページ31
「はっ…はぁ、」
家を知られていたらどうしよう。
なまじ評判の悪い学校ではないので、竹田くんが家に来たりしても両親は疑いもせずにわたしを出すだろう。
そう思うと家にも帰れず、反対方向へと足は向かっていた。
ここまで来たら大丈夫かなと周りを見渡して、すっかり薄暗くなってきた道を歩く。
竹田くんの家もこっちじゃないはずだし、今から帰りだせば鉢合わせることはないかなあ・・・。と、とぼとぼ歩きながら考えていたときだった。
「やっと見つけたA」
「っ…ぁ、たけ、だくん…」
不敵に笑う竹田くんが、一歩一歩こちらへ近づいてきた。
「なあ、そんな照れんなよ。もう一週間だよ？」
「なにが…」
「付き合って。」
わたしがいつ、と聞けば、先週告白したじゃんと返される。
「わかってるって、恥ずかしいだけなんだろ？」
「ねえ、ちがうよ、竹田くん何言ってるの・・・？」
「俺もそろそろ、恋人っぽいことしたいなあ」
Aも分かってくれるよね？
そう言って腕を掴まれて路地裏へ引きずり込まれる。
止まった先には何人かの男の人がニヤニヤしながら座っていた。
「・・・ねぇ、なに、この人達・・・」
「ん？ああ、彼女が照れて困ってるって相談したら協力してくれてさあ」
ほんとありがたいよねと笑う竹田くんが、わたしをその人達の方へと放り投げる。
足が縺れて押された勢いのまま男達の元へ倒れこんでしまった。
一人に腕をとられ、砂利へ押さえつけられる。
また一人が足へと手を伸ばした。
「A、気持ちよくなろうね」
見下ろしてくる竹田くんの口角が上がったのを見て、涙がこぼれた。
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なー(プロフ) - うまるさん» ありがとうございます！リクエスト頂いて本当にうれしかったです！ (2018年12月6日 16時) (
レス) id: cafee05a39 (このIDを非表示/違反報告)
なー(プロフ) - 岸波さんさん» ありがとうございます！そう言っていただけてすごくうれしいです！ (2018年12月6日 16時) (レス) id: cafee05a39 (このIDを非表示/違反報告)
ミリイ(灰崎信者)(プロフ) - 相良様今日から俺はの中で一番大好き格好良過ぎ 溺愛されたいって思う位好き(ドラマ終わったら相良様ロスになりそう) (2018年12月6日 16時) (レス) id: 99fc6b4eef (このIDを非表示/違反報告)
うまる - 紅野さん見ました！！本当に、上手いことお話が作られていますね！！尊敬しますよ！！しかもこんなに完成度の高いお話マジで初めてです！！難しいリクエストなのに答えてくださってありがとうございます！！キュンキュンしまくりですよ！これからも楽しみにしています！ (2018年12月5日 0時) (レス) id: 6aae8bb512 (このIDを非表示/違反報告)
岸波さん(プロフ) - 紅野くんの夢って少ないのでそれだけでもすごい嬉しいのにこんな面白いお話ばかりで…。本当ありがとうございます！応援しています。倫也くん好きなので皇子山さんの話も楽しみにしてます！ (2018年12月4日 17時) (レス) id: 5da2dcbb02 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：なー | 作成日時：2018年11月13日 14時
