玖 ページ10
星『ここでいいかしら?』
炭『はい...』
星『昨日はごめんなさいね...あんな事してしまって』
炭治郎は驚いた...柱の人が頭を下げて目の前で謝ってるのだ
炭『せっ星城さん!!!頭をあげてください!!、事の発端は俺と禰豆子ですから...俺の方こそごめんなさい...昨日は助けようとしてくれてありがとうございました』
星『貴方は心が清らかで優しい方なんですね...私は耳がいい方なんですが...貴方からとても悲しいくらいあたたかで優しい音が聞こえてくるんです』
炭『音......善逸と同じですね』
星『あぁ...先程の...私と同じなんですね^^*』
炭『...』
炭治郎は星城が笑った顔がどことなく、死んだ母親に似ていた
星『竈門くん...?』
炭『はっ!...すみません...星城さんが...死んだ母親に似ていて...』
星『そうでしたか...そういえば色んな方から言われます...死んだ家族に似ていると』
炭『そうなんですね...』
星『私も家族はもういません...母は病気で...父は鬼に殺されました』
炭『...!』
星『だから...貴方の気持ちが少しわかります』
炭『...』
星『私は鬼を許した訳ではありませんが貴方達を信じています』
炭『星城さん...』
星『ふふっ^^*...何か困った事...悩んでいる事があったら言ってください、嬉しかったことでもいいですよ、実は鬼殺隊の心のケアを任せていただいていまして』
炭『ケア...?』
星『はい、鬼殺隊の皆さんのほとんどが大切な人を亡くして、入ったもの...そして任務は過酷です...当然心も相当大変です...なので、私のお屋敷等でそのつもりに積もったものをはき出していただきたく、お話を聞いております』
炭『なるほど...』
星『...竈門くんは何かありますか?...よろしければお話しききますよ(^-^)』
炭『...でも...』
星『遠慮はいりません(^-^)...私の事家族や友達...話しやすい人だと思って言ってください...もちろん口外は致しません...』
炭『...』
炭治郎は暖かな星城の眼差しに、今までの事を全部話した...家族の事...禰豆子の事...修行や仲間の事まで...
星柱は炭治郎の話しをゆっくり頷きながら最後まで聞いた
星『そうでしたか...竈門くん』
炭『はい』
星『よくここまで頑張りましたね』
星城はゆっくり炭治郎の頭を撫でた
炭『...っ...すみません!』
炭治郎は星城の優しさに涙がポツリとでた
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作者名:ぽん | 作成日時:2020年3月27日 20時