見習い生活168 ページ35
「…………」
あの言葉を改めて思い出し、黙る。
……悔しそうな顔……か。
正直、今まで守る側にしかいなかった私にとって、守られる……というのはどういうものか全く分からない。
……しかし、守る側だからこそ分かる。
一度守ると決めた相手は……何が何でも守り通してみせたい……そう思っていることも。
田噛さんが私に対してそこまで思ってくれているのかは分からないが、少なくとも私は田噛さんを守りたいと思った。
何が何でも。
それが、昔会った男の子であろうとなかろうと、今の田噛さんを守りたいと、そう私は思ったのだ。
何処まで田噛さんを好きになってしまったのかは知らないが、ハタ迷惑な思いである。
そんな守りたい人をもし守れなかった時……。
「……凄く悔しい」
「え、何が？」
「あ、いや、なんでも無いです！」
しまった。思ったことを口にしてしまった。
不思議そうに見る鈴姫さんに苦笑いで済ませ、話の続きを待つ。
……まぁ、流石の田噛さんもそこまでして私を守ろうとはしないか。
「まぁ、それで田噛さんは一旦私の方を手伝いに来たわ」
鈴姫さんが話を続ける。
確かに、鈴姫さんを助けるのが最優先事項だろう。
私が引きずり込まれたとして、きっとその扉は閉まっているだろうし……。
「それで、怪異を倒して田噛さんの持っていた物を溶かす薬を使ってAの所に行ったら……」
「…………」
物を溶かす薬って何だ……？ と思ったが、それ以上に話の続きが気になるから黙っておく。
というか、聞いても私には分からないだろう。
「その時既に、Aは死んでた」
「え……？」
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神無月(プロフ) - 田噛ー！かっこよすぎです！ (10月10日 18時) (
レス) @page45 id: cbb245cf81 (このIDを非表示/違反報告)
文章 野良(プロフ) - かふぇいんさん» キュンキュンして下さったのですか！？あ、ありがとうございます！更新頑張りますので、お暇があればまた見ていって下さい！コメントありがとうございました！！ (2017年11月8日 19時) (レス) id: 8bbe2f647f (このIDを非表示/違反報告)
かふぇいん(プロフ) - 一気読みしました！キュンキュンしすぎて心臓いくつあっても足りないですよ!!どうしてくれるんですか!?（精一杯の誉め言葉）更新待ってます(^_^) (2017年11月8日 17時) (レス) id: 85405eb198 (このIDを非表示/違反報告)
文章 野良(プロフ) - ねむねむさん» 面白いと言って頂けて光栄です！更新ペースを出来るだけ早く出来るよう努力しますので、どうぞこれからもよろしくお願い致します！ (2017年10月26日 1時) (レス) id: 8bbe2f647f (このIDを非表示/違反報告)
文章 野良(プロフ) - 恵方巻きさん» お返事が遅れてしまいすみません……！楽しみにして頂いて、本当に感謝しております……！これからも、どうぞよろしくお願い致します！ (2017年10月26日 1時) (レス) id: 8bbe2f647f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：文章野良 x他1人 | 作成日時：2017年2月24日 22時
