時雨蒼燕流〜Splende〜【REBORN！】

１１、教室で ページ12

「あの…分かってると思うけど、私の身の上のことは誰に聞かれても言わないでね」

武「え、そうだったのか？」

　危なっ！普通に言うつもりだったのか…。

武「分かったぜ。とりあえずいとこってことにしとくか？」

「うん」


　♦


「ここが…並盛中……」

　どこを見ても見覚えがハンパない←

　山本さんが朝練に出ている間、適当にフラフラ過ごし、そろそろホームルーム始まるかな？という頃、職員室に向かった。

　
先生「来た来た今井さん。さ、教室へ」

　先生の顔をみた途端、一気に恥ずかしくなった。自分の顔が真っ赤になったのが分かる。

　返事をしようとする口が震えて、頷くことしかできない。

先生「…緊張しなくてもいいよ」

　そんな私を見て、先生は少し苦笑してから歩き始めた。
　

♦


先生「転入生を紹介します」

　その数分後、私は山本さんのクラスの教室の中、教卓のところでみんなの視線を浴びていた。

　は、恥ずかしい…。

「………」

　こ…声が…。自己紹介しなきゃいけないのに…。


　視線が…痛いよ……。

？「Aー！」

　突然教室内に、私の名前が響いた。顔を上げると、山本さんが手を振っていた。

？「山本ー、あの子知り合いなの？」

武「んーオレのいとこだぜ？」



クラス「「えええええええええっ！！！！」」

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