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じゅういち ページ15

パンフレットをめくっていると、ふと目に留まった沢山の鳥居。





見ると、伏見稲荷大社と書いてある。




鳥居、素敵だなぁ…



でも、自分の意見を言うのが苦手な私は、いいやって諦めた。








と、その時。





飛貴「ここ、行きたいの?」






って、コソッと訪ねてくる飛貴くん。







結衣と雄登くんは、ここいいね〜なんて話ししている。






私と飛貴くんが2人で話していることに、気づいていない。







A「えっ?ど、どうして?」





すると、ニコニコしながら







飛貴「だって、Aちゃん分かりやすいんだもん!!
鳥居みて、こんなに目キラキラ輝かせてたんだよ?
わかるよ〜」







なんて、楽しそうにクシャって笑う飛貴くん。





あぁ、最高に可愛い。







飛貴「行きたいところあるなら、ちゃんと言っていいよ。誰も反対しないからさ!」







なんでだろう。





誰でも言える言葉なのに、すごいホッとするのは。






すごい、緊張が解けていくような気になるのは。







変わりたい。






切実にそう思った。









A「私っ…ここに行ってみたい…!!」




自分の持っている全ての力を出し切るように、そう言った。






すると、









結衣「Aが!せっ…成長したっ!!」





雄登「わっ!めっちゃいいね!ここ!
絶対行こう!」





なんて、あったかい言葉。









飛貴くんの言うとうりだ。








誰も反対しないからさ!









すると、机をトントンと叩かれる。







ゆっくり顔を上げると、嬉しそうに微笑んでいる飛貴くん。



そして、







飛貴「よかったね、行きたいところ行けて!」








そして、2人にバレないように小さくハイタッチを交わす。









飛貴くんは、本当にいい人だ。









好きって感情は芽生えないけど、雄登くんとは違う優しさがある。









A「ひっ、飛貴くん!」






飛貴「ん?」









A「私っ、変わりたい。
しっかり自分の意見を言えるように、飛貴くんと雄登くんと一緒にいて恥ずかしくないような…そんな女の子になりたい…!!
変われる…かな??」









そう言うと、







飛貴「うん!Aちゃんは変われるよ!
Aちゃんならできる!
たとえ無理でも、僕が支えるよ。」









そう言い、微笑んでくれた。









だから今、変われてるのかな。

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設定タグ:美少年 , うきなす , ねぇもっと   
作品ジャンル:恋愛
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作者名:ちな | 作成日時:2019年12月20日 18時

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