はち ページ11
進級してから、約1ヶ月が経った。
そろそろ、10月にある修学旅行に向けてのグループわけや、話し合いが始まる時期。
もちろん、結衣とは同じ班。
最近、けいには新しい友達ができたらしく、その子といることが多くなった。
もちろん、けいしとも話すよ!
でも、少しだけ寂しいのが事実(笑)
高地「じゃあ、今から修学旅行の班決めをする!もう、みんな3年だから個人で決めれるな!だから好きにくんでいいぞ〜」
高地「生活班は、男女別各2人。
行動班は男女合同で4人な!」
生活班は結衣とかな〜?なんて考えてると、後ろからツンツンと背中を叩かれた。
結衣「結衣、Aと一緒の班がいい!」
A「もちろん!私もそう思って るよ!」
そういうと、私の手を取りブンブンと大きく揺らす結衣。
そして何かを思いついたように、はっ!!っと大きな声を出した。
結衣「活動班さ、飛貴と那須誘おうよ!」
えっ?
何言ってるの?
見てよ!あの女の子の量!
いつも通りに、黒板の周りには女の子たちがいっぱい集まっていた。
女「飛貴くん!私と同じ班になろ?」
女「ダメ!飛貴くんは私と!」
女「那須くんって、誰と班組むの?
私、那須くんと組みたいなぁ〜」
女「うちと組むから、雄登に触らないで!」
こんな状態で誘いに行くとか無理でしよ!
すると、
飛貴「ごめん!行動班組む人いるんだ!」
そう言った飛貴くんは、私の席の方にまっすぐ歩いてきて、
飛貴「行動班、俺と那須と一緒に組んでくれないかな?」
って言ってきた。
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作者名:ちな | 作成日時:2019年12月20日 18時