■意外といいかもしれない ページ9
深「今日はありがとな」
「...え?ううん、こちらこそありがとう」
使った釜やお皿を2人で洗いながら、そう話す
深「...明日は、誰の所に泊まんの?」
「決めてない」
深「じゃあ、さ。ずっと俺の家泊まらない?」
「な...に、言ってんの。そんなの迷惑すぎるよ」
深「まあそうだよな、ごめんいきなりこんなこと言って。気にすんな」
でも、そういった顔は何処か傷ついた...
寂しそうな顔をしていて。
深「本音、なんだけどな...」
「え?何か言った?」
深「いや、なんにも。」
「そう...?」
.
深「Aは...ここで寝てもらってもいい?」
「うん、どこでも大丈夫だよ」
深「ありがとな。...じゃあ、また明日」
「うん、おやすみなさい」
深「おやすみ」
襖が閉まって、足音が遠くなっていった
「...蓮、今頃どうしてるんだろ」
ふと、現代にいる蓮の事が思い浮かぶ
未だに、現代と昔を行き来する仕組みがちゃんとわかっていない。
でも何となく...だけど。
私が昔に行きたいと思ったら昔に行けて
現代に帰りたいって言ったら現代に帰ってきてる
要はそういう事なんだろう(どういうこと)
確か、今みたいにベッドで寝て...
目を開けたら、昔に来ていた。
ということは、今寝れば現代に戻るのかな...
呟いて寝れば戻るのかな。
でも、今更戻ったところで
会社に出勤しないといけないし
私に得などひとつも無い
ブラック会社になんて行きたくない...し。
「はあ...寝よ」
初めて昔に来た時は帰りたいって思ってたけど
案外、大正時代で過ごすのも悪くないかもしれない...
私は徐々に襲ってきた眠気に耐えれず、目を閉じた
.
?「A...!!A!!」
「んんっ...おはよ...」
目がちゃんと開いてないから誰かわからないけどとりあえずおはようと言っておいた
?「おはよう」
「おはよ...って、タツ!!」
どうやら私は、まだ大正時代にいるらしい。
やっぱり言って寝ないと戻らないんだな
深「よく寝れた?」
「それは、もう。すごい眠れた」
疲れがあったから、かもしれないけどよく寝た気がする
深「あいつらが来る前に顔洗ってご飯食べよーぜ。
朝ご飯用意しとくから」
「うん、ありがとう」
私は洗面所へ向かった
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こようぃん(プロフ) - 絺紘さん» 初めまして!コメントありがとうございます(*^^*)それは良かったです…!!今後もお楽しみ下さいませ! (2020年5月29日 7時) (レス) id: a12b9a4002 (このIDを非表示/違反報告)
絺紘(プロフ) - こようぃんさんはじめまして、こういう作品は中々無かったので読めて嬉しいです!更新楽しみに待ってます!全員の落ちが読みたくなってしまいました(笑) (2020年5月28日 13時) (レス) id: 5c8c598c22 (このIDを非表示/違反報告)
momo(プロフ) - 全員分の落ちが見てみたいです! (2020年5月24日 7時) (レス) id: a0b82fa00b (このIDを非表示/違反報告)
こようぃん(プロフ) - momoさん» ありがとうございます!お楽しみ下さい〜!! (2020年5月23日 21時) (レス) id: a12b9a4002 (このIDを非表示/違反報告)
momo(プロフ) - 題名が気になって読んだら恋愛もので、はまりました!これからも頑張ってください!楽しみにしてます! (2020年5月23日 9時) (レス) id: a0b82fa00b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:こようぃん | 作成日時:2020年5月9日 17時