検索窓
今日:12 hit、昨日:19 hit、合計:31,429 hit

■今度は一緒に幸せになろう ページ38

「ねえ、亮平...」



泣いて泣いて、すっきりした頃




阿「...ん?」



「私さ、気になっている人がいるって言ったじゃん」



阿「うん」



「その人はね...亮平だよ」



阿「...え?」



「言うつもり無かったんだけど、
今なら流れで言えるかなって...」


この流れで言うのも少しおかしい気もするけど

恥ずかしがりの私はチャンスを逃したら無理だなと思ったから。





阿「そっか...ありがとう」



「...うん」



阿「実を言うとさ、俺も好きだよ」



「え」



阿「でも、付き合えない」



「なんでっ...?」



阿「Aは、ここにいるべきじゃないよ
現代で生まれたんだから、現代に戻らないと...ね?」



「そんなのっ、嫌だよっ...」



阿「ごめん、A...
ここじゃなくて、現代で幸せになって...?」



「嫌っ、嫌だっ...亮平と、一緒にいたい...」





嗚呼、私はいつからこんなにも亮平に溺れていたんだろう

気づけばこんなにも好きになっていて...


後戻り出来ないほど、好きになっていた








阿「ごめん、自分勝手で...
でも、一つだけ約束しよう」



「な、に...?」



阿「もし、現代で巡り会えた時は
俺と一緒に、幸せになって...?」



「...うんっ」





私は思い切り、亮平に抱きついた






「最後、最後だから...ぎゅっ、てして...?」



阿「ふは笑笑 いいよ」




ぎゅっ、と抱きしめて背中に手を回す








阿「あ〜...同じ時代に生まれたかったな...
そしたら、一緒にいれたのに」



「...っでも、亮平は現代で私のこと、見つけてくれるんでしょ...?」



阿「もちろん。だから、待っててね?」



「ずっと、待ってるよっ...」




別れを惜しむように、私と亮平は抱き合った









深「あー...やっぱり亮平だったか...」



渡「なんとなく、そうだろうとは思ってたけど」



岩「お前らは、気持ち伝えねえの?」



渡「言ったところで、Aを傷つけるだけだから」



宮「でも、あの二人お似合いだね」



向「俺もAちゃん好きやったのになあー...」



ドアの隙間を覗きながらそうみんなが喋っていたのはまた別のお話。

□貴方を忘れない→←■最低な、私



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.8/10 (68 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
99人がお気に入り
設定タグ:SnowMan , 大正ロマン
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

こようぃん(プロフ) - 絺紘さん» 初めまして!コメントありがとうございます(*^^*)それは良かったです…!!今後もお楽しみ下さいませ! (2020年5月29日 7時) (レス) id: a12b9a4002 (このIDを非表示/違反報告)
絺紘(プロフ) - こようぃんさんはじめまして、こういう作品は中々無かったので読めて嬉しいです!更新楽しみに待ってます!全員の落ちが読みたくなってしまいました(笑) (2020年5月28日 13時) (レス) id: 5c8c598c22 (このIDを非表示/違反報告)
momo(プロフ) - 全員分の落ちが見てみたいです! (2020年5月24日 7時) (レス) id: a0b82fa00b (このIDを非表示/違反報告)
こようぃん(プロフ) - momoさん» ありがとうございます!お楽しみ下さい〜!! (2020年5月23日 21時) (レス) id: a12b9a4002 (このIDを非表示/違反報告)
momo(プロフ) - 題名が気になって読んだら恋愛もので、はまりました!これからも頑張ってください!楽しみにしてます! (2020年5月23日 9時) (レス) id: a0b82fa00b (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:こようぃん | 作成日時:2020年5月9日 17時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。