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■ここは大正時代 ページ2

「ん...」

目が覚めた。


知らない天井、知らない顔。



...ん?知らない...?



え、どういうこと...?
私は今どこにいるのだろう。





?「あ、目覚めた?」



「あ、はい...。えっと...?」



?「疲れてるみたいだしゆっくりしていて」



「ありがとうございます...」





それにしても、本当にここはどこなんだろう

体を起き上がらせて周囲を見渡す。




部屋には何個か棚があって棚には薬みたいなものが入っている。

薬...?だとしたら今いるのは病院?




でもなんで私が病院にいるのだろう。


部屋の外が気になって、声がする方の襖...を開けてみた


「着物...?」



というか、襖って...
今ではおばあちゃん家くらいでしか見ないものだ

それに、着物...
これは時代劇か何かなのかな?







?「あ、起きたんだ。でもまだ無理はしたら駄目だよ。布団に戻っておきなさい」



「あ、はい...」


大人しく、布団に戻った。

でも、本当にここは何処なのだろうか。
着物...襖...





「なんか、引っかかるなあ...」



?「何が引っかかるんだよ?」



「うわあっ」



?「人を化け物扱いするな。
...それにしてもお前、見ない顔だな」



「まあ、はい...。
あと、あのー、不束な事をお聞きしますけど...
今は何時代でしょうか...?」



?「はあ?お前頭でも打っておかしくなったのか?...大正時代だよ。」


ん?私の聞き間違いかな...
大正時代...?タイショウ...?



?「お前本当に大丈夫か?」


頬をつねってみる。...痛い。現実だ。




?「おーい?大丈夫かー?」


頭の上で声がしたから、顔を上げると
思ったより顔が近かった。

あと数センチで、触れそうな唇。




「っ.../////」



?「あ、すまねえ。近かったな」


...なんであなたは平気そうな顔をしてるのか。




?「一応、名前を言っておくと
俺は深澤タツ。
まあ、なんとでも呼んでくれ」



「...はあ。」



深「お前は?」



「私は、○○A...」



深「ふうん、Aか。いい名前だな。
あ、お前しばらく動くなよ。
まだ万全って顔じゃねえから」



「わかりました...」



深「敬語無しな」



「...うん」



深「よし」



頭をぽんぽんとして、タツは部屋を出ていった

■帰りたい…→←□何気ない日常が



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こようぃん(プロフ) - 絺紘さん» 初めまして!コメントありがとうございます(*^^*)それは良かったです…!!今後もお楽しみ下さいませ! (2020年5月29日 7時) (レス) id: a12b9a4002 (このIDを非表示/違反報告)
絺紘(プロフ) - こようぃんさんはじめまして、こういう作品は中々無かったので読めて嬉しいです!更新楽しみに待ってます!全員の落ちが読みたくなってしまいました(笑) (2020年5月28日 13時) (レス) id: 5c8c598c22 (このIDを非表示/違反報告)
momo(プロフ) - 全員分の落ちが見てみたいです! (2020年5月24日 7時) (レス) id: a0b82fa00b (このIDを非表示/違反報告)
こようぃん(プロフ) - momoさん» ありがとうございます!お楽しみ下さい〜!! (2020年5月23日 21時) (レス) id: a12b9a4002 (このIDを非表示/違反報告)
momo(プロフ) - 題名が気になって読んだら恋愛もので、はまりました!これからも頑張ってください!楽しみにしてます! (2020年5月23日 9時) (レス) id: a0b82fa00b (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:こようぃん | 作成日時:2020年5月9日 17時

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