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ニ「この娘__私に治癒の能力を使ったのだ…」
名「なっ…！」
貴「え？！ 今まで倒れなかったじゃないか！
どうして今…」
名「…もともとあの痣は治せるものじゃないんだ…
実はというと、ここに来た意味もあまりなくて…
それじゃあ、夏目が納得しないと思ったからここに来たんだ。
話を戻すけど、Aちゃんは自分が傷を負っていたのにニャンコくんの痣を直したんだ。
結果、Aちゃんはそれなりの傷を受けたってことだ…
もともと自分の痣を直した後なのに、ニャンコくんの痣を治すなんて…」
貴「俺…俺まだ、月島に謝ってないし、悪いことしたし…
傷つけたし…
'きっと月島は忘れてると思うけど、俺と月島は小学校の時同じクラスだったんだよ…
月島は俺をかばってくれたんだよ！
なのに…なのに……唯一信じてくれたのに…仲間だったのに…！」
***
夏目の幼少期__
放課後。
貴「う、うわぁぁぁ！」
男1「うわー始まったぞー
夏目の気味の悪い発言だー」
男2「妖怪見えるのー？
うらやましいなぁ〜w」
男3「んなのいるわけないじゃんw」
男2「わかってるんだけど？！」
貴「いるって！ ほら！ あそこに！！」
男4「…何言ってんの、妖怪なんているわけn『いるよ？』 は？」
『妖怪、いるよ？』
男1「お前も妖怪見えんのかよ！w
きもっ！」
ガシャンッ！！
男1がそういった途端、飾ってあった花瓶が倒れて砕け散った。
『これも妖怪がしたの。
信じないのなら、貴方達にも傷をつけてあげようか？』
男2「き、気持ち悪！
は、早く帰ろうぜ！」
男3「そ、そそうだな…！」
男1「帰るぞ！」
バタバタバタ
貴「ど、どうして…？」
『私、ああ言う人嫌いだからムカついただけ。
貴方も妖怪が見えるんだね！
私そろそろ帰らないと怒られるから、バイバイ！』
そして彼女は赤いランドセルを背負って、彼に手を振りながら帰っていった_
貴「見え……るの…？」
***
貴「あの時の感謝も言えてないのに…！！
どうして…どうして！」
すると名取さんが、俺の肩に手を置いた__
名「妖怪と関わるというのは、こういう事もあるというのを覚えとかないとね…
いや、もしかして…(ボソッ」
ニ「…ったく…」
俺は月島を持ち上げて立った。
悲しまず、涙をこぼさず、笑もせず、怒りもせず、
ただただ俺は、月島をじっと見つめた__
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ぱらら(プロフ) - 滅茶苦茶ええ話ですやん妖怪いい奴過ぎる (2021年8月16日 1時) (
レス) id: 528bfd8f20 (このIDを非表示/違反報告)
ののいろ系女子 - 完結おめでとうございます！凄く面白いです！ (2018年10月12日 2時) (レス) id: 8fb3eabd58 (このIDを非表示/違反報告)
ミント(プロフ) - 向葵さん» ありがとうございます！！ 前編でもコメントをいただきまして...(*´ω`*) こんな作品を褒めてくださって、とても嬉しいです(´∀`) 嬉しいお言葉ありがとうございます！！ (2018年6月18日 23時) (レス) id: c92f368d53 (このIDを非表示/違反報告)
向葵 - 完結おめでとうございます！！ とても面白かったです、 (2018年5月26日 17時) (レス) id: 38ef399b5a (このIDを非表示/違反報告)
ミント(プロフ) - 征真さん» ありがとうございます！ 感動って…私もコメントしていただき感動ですわ( ；∀；) コメントありがとうございます！！ (2017年12月3日 1時) (レス) id: 54ed0ed03a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：優花 | 作成日時：2017年7月16日 17時
