08 S.K side ページ8
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「お待たせしましたー！生ビールでーす」
3人分のジョッキビールを両手に持った、明るい笑顔の女性店員さんが俺たちに笑いかける
「ありがとーございまーす」
まっすーが律儀に礼を言いながらそれを受け取ると
その子は頬を赤らめペコりと頭を下げて
足早に去って行く
「あいーお疲れー」
運ばれてきたばかりのジョッキを合わせ
仕事終わりでカラカラの喉にキンキンに冷えたそいつを流し込む
「生き返るわー」
「小山おやじくさい」
「そのうちおしぼりで顔拭きだすんじゃない？」
「えー！そんな事しないよー！」
そう言いながら、小山は顔に近づけていたおしぼりを下ろした
今日は久しぶりに3人一緒に仕事が終わり
その後誰も打ち合わせ等入ってなかったから
こうして飲みにきた
この時間もなんだかんだ久しぶりだな
まっすーや小山は基本的に毎日外食って言うけど
俺は自炊するから外食も久しぶりで
そういえば前回はAと食いに出たんだっけ？
あれも、3ヶ月前とかか？
そこでこの前のAを思い出した
まっすーに彼女がいるのかどうか…か…
ぜってー答えてくんないよ？
その前に聞いた途端に怪訝な顔をするに違いない
プライベートを聞かれるのは嫌がる人だからな…
かと言って急に自分から言い出す時もあったりして
難しい人だ…
テーブル席の斜め前に座るやや上機嫌に喋るまっすーを見た
俺から見ても
男らしくてカッコいい
誠実で優しくて
真っ直ぐで
少し難しくて掴めないとこもあるし
こだわりも強い方だと思うけど
この人と付き合ったら、絶対に幸せにしてくれる
そう確信できる人だ
だからもしAがまっすーを好きだって言うなら
もちろん応援したい
…てゆうのは嘘じゃない
でもなぁ
俺だってそんなに大人じゃねーのよな
脳裏にAの可愛い笑顔が浮かぶ
昔と変わらないコロコロした笑い方
それを思うだけで、心がキュッとなる
「…え、なに？」
ぼーっと考え事をして
まっすーを見てた俺を不審に思った彼が
俺の目の前で手を振った
「どした？」
ああ…むかつくくらいにかっこいい
これでオフかよ
オフの時くらいちょっとはブスになれ
心の中で皮肉りながら
「あ、いや、ごめん」
笑いながら返した
その時また、さっきの店員さんが料理を手に持って
俺たちのいる個室に入ってきた
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めい(プロフ) - カレンさん» 更新遅くてすみません、、応援ありがとうございます(^^) (2018年11月29日 7時) (
レス) id: 0660b4dc66 (このIDを非表示/違反報告)
カレン(プロフ) - 応援してます！ (2018年11月28日 11時) (レス) id: c181c25be4 (このIDを非表示/違反報告)
めい(プロフ) - 祐雨貴さん» わーっ！ありがとうございますっ！！頑張りますので、どうぞよろしくお願いします(^^)！！ (2018年11月28日 9時) (レス) id: 0660b4dc66 (このIDを非表示/違反報告)
祐雨貴(プロフ) - めいさんの作品、大好きです！新作が出るとわくわくします(笑)これからも頑張ってください(´` (2018年11月25日 12時) (レス) id: 7b949b540b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：めい
| 作成日時：2018年11月25日 10時
