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07 You side ページ7





"、、それは秘密ですよ、、"


少し尖らせた唇に人差し指を立て
シーッとゆうポーズを取りながら

悪戯っぽく微笑んだ増田さんは

そのままお店を後にしてしまった


アイドルっぽいその仕草に
酷くドキッとして
しばらくその場から動けなくなった


やっぱり、、彼女いるんだ、、

そりゃあいるよね
あんなにカッコよくてスマートで優しい人
会計も、サラっと私の分まで払って行ってしまって
あんな人、モテないわけがない
彼女の1人や2人いない方がおかしい



その時、胸がキュッとなった気がして

だけどその意味をまだよくわからなかった












「それって好きって事なんじゃないの?」

いつもの如く閉店後の私の店のレジカウンターに肘をかけながら
携帯から顔もあげず
シゲが投げやりに言った

"好き"

その言葉にビクッと反応して
シゲを見たけど
シゲとは目が合わない

「いやいや、、好きって、、まさか、、そんな」

「まぁ、、まっすー、優しいから大切にしてもらえると思うよ?」

「でも、彼女いるっぽいじゃん」

「いやぁ、、それはわかんないけど、、」


私の中では少し不思議なのだけど
メンバーであっても、当たり前のことを知らなかったりする

例えば
家がどこだ、、とか
交友関係、とか?

そおゆうプライベートな事にはあまり首を突っ込まないんだなぁ

仕事仲間って、家族より長く一緒に過ごすわけだし
私の中ではかなり仲良くするもんだと思っていたのに
彼らはそうではないらしい


うん、、なんだか不思議だ


「聞いてみてよ」

「はぁ?なんでだよ、、」

あからさまに嫌な顔をしたシゲは
やっとこちらを向いた

、、眉間のシワ凄い、、

「まっすー絶対答えてくんないもん」

「秘密主義なの?」

「あー、、まぁ、うん、そんな感じ」


そういえば、あの時も
私に秘密だって言って答えてくれなかったから
やっぱりそうなのかもしれない


「って!別に!まだ好きって事じゃないから!」

いつの間にか、恋する乙女みたいな話の流れになっていた事に気付いて
慌ててシゲの両腕を掴んで詰め寄った

「あ?わかってるよ、、なんだよ急に、、」



それにビックリしたらしいシゲは

目を見開いた後
サッと視線を逸らしてしまった


、、あれ?

なんか、シゲってこんな感じだっけ、、?


ほんのり赤くなった耳を見て

なんだか、自分が知っている幼馴染ではない気がして

ゆっくり掴んだ両手をそっと離した


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めい(プロフ) - カレンさん» 更新遅くてすみません、、応援ありがとうございます(^^) (2018年11月29日 7時) (レス) id: 0660b4dc66 (このIDを非表示/違反報告)
カレン(プロフ) - 応援してます! (2018年11月28日 11時) (レス) id: c181c25be4 (このIDを非表示/違反報告)
めい(プロフ) - 祐雨貴さん» わーっ!ありがとうございますっ!!頑張りますので、どうぞよろしくお願いします(^^)!! (2018年11月28日 9時) (レス) id: 0660b4dc66 (このIDを非表示/違反報告)
祐雨貴(プロフ) - めいさんの作品、大好きです!新作が出るとわくわくします(笑)これからも頑張ってください(´` (2018年11月25日 12時) (レス) id: 7b949b540b (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:めい | 作成日時:2018年11月25日 10時

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