空はどこまでも青くて

第23話 ページ23

Y.T side









「まっすーの家の近くのコンビニにいる」

車内で届いた慶ちゃんからのLINE





おいおい大丈夫か？

小山さん意外におっちょこちょいとゆーか
抜けてるからなー

バレてないかなー

心配だなー


もぅ一層の事どっかの喫茶店とか入っちゃえばいいのに






そんな事考えながら指定されたコンビニに着く




雑誌を読んでいた慶ちゃんは、

俺に気付くとにこやかに右手を挙げた





まぁ、俺も人のこと言えないな

変装するようなもの

今日はサングラスくらいしか身につけてないし

もはや清々しいほどのバレ具合だと思うわ






「テゴー！こんな普通に来ちゃったの？！」

案の定突っ込まれてしまった






いやいや、今はそんな事言ってる場合ではなくて！






「んで、まっすーは？連絡きた？」

「んやーそれがねー、なーんにも」

「俺、一応さ、マネージャーから部屋の番号聞いたから行ってみよ！」

「ほわー！さすが！」





こんな割と緊迫した状況だと言うのに

軽快な足取りで慶ちゃんの車に乗り込む






でも、密かに震えてる慶ちゃんの手を見て


あぁーやっぱりこおやって笑ってないと

不安で押しつぶされそうだよね

俺も、そうだもん









それから、またまっすーの家のエントランスに戻って

インターホンを鳴らす

しつこいくらいに何回も



だけど一向に出なくて


いくら疲れていると言っても

こんなに起きないもんか、、、






明らかな不安要素に

2人は顔を見合わせて







マネージャーに全ての事情を説明して

来てもらい

マンションの管理人さんに鍵を借りて

中に入った






きっとまっすーは

勝手に入ったことを、本気で怒るだろう

でもそんな事言ってる場合じゃないんだ

無事でいるならそれでいいんだ、、






お願い無事でいてよ、まっすー









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