ここでも会うんかい ページ19
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必殺ギリギリタイムカード切りを決めたあと準備を終わらせ、この居酒屋の主のもとへ向かう。
「おつおつー」
「お疲れさん…あれ、今日最初からやっけ」
「うん、20時に帰るから…っていうつもりやったけど、予定無くなっちゃったんよね。今日ちょっと人手不足っぽいし時間伸ばそか？」
店主とバイトとは思えへんくらいラフに話せるのは、店主の藤田が私の高校の同級生で、店を構えた当初から私を使ってくれているからである。
「あ、ホンマ？助かるわあ。
でも終電までに帰りたいんやろ、23時くらいまででええよ。21時になったら一旦休憩入ってな」
「はいよー」
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現在、20時ちょうど。
あと1時間で休憩か、と思いながら厨房に戻った時、藤田が受話器を置いてその場にいた店員にこう言った。
「今電話で個室の予約入って、あと10分くらいで来るみたいやから“コジマさん”が来たら空いてるところに案内したって」
たしかに、藤田は“コジマ”と言った。
いや、でも、“小嶋”の可能性も“児島”の可能性もあるし…な……？
そしておよそ10分後に扉が開き、1番近くにいた店員が接客を行う。
「いらっしゃいませ！」
「あ、さっき電話させてもらったコジマです」
「ご予約のお客様ですね。個室までご案内致します」
サラリーマンが集う席に飲み物を提供し、チラッとその声がする方を向いてみると、私の知ってる小島さんと正門さん、そして今日収録でご一緒した末澤さんがいた。
あまりにも早い再会に、思わずその場でフリーズ。
「姉ちゃん、悪いんだけど、ジョッキ離してもろてええかな…」
「あっ！申し訳ございません…！」
厨房に戻り、偶然その場を見ていたらしい藤田に声を掛けられる。
「A、やっぱり今日20時過ぎたし上がるか？どっか悪いん？」
「あ、勘違いさせてごめん。体調悪いわけではないんやけど、今日一緒にお仕事した人らが来たもんだからびっくりしちゃって」
「ふーん、で？
そんな見ただけで固まるくらいなんかやらかしたんか、あの人らの前で」
「そんなペラペラ話せる程度の事やったらあんなに固まらんわ」
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もやし(プロフ) - Sara_nさん» 返信遅くなりすみません。一通り確認してみたのですが、私の端末では最後まで名前変換が対応していたので改善が出来ず……申し訳ないです。過去の更新の仕方に何か問題があったのかと思います。ご指摘ありがとうございました。 (2022年11月27日 16時) (
レス) id: d1393d657d (このIDを非表示/違反報告)
Sara_n(プロフ) - 途中から名前変換が対応してません… (2022年11月19日 8時) (レス) @page28 id: 90a98b993e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：もやし | 作成日時：2022年9月3日 2時
