私と相方と ページ1
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「私が…私がなんだって…？」
「うわーーーーーー！！！！！」
私の叫び声を合図に舞台が暗転。
小道具の入れ替えで舞台に入ってくるスタッフさんと入れ違うように、小走りで舞台裏へ向かう。
「うー、あっつい…頭が蒸れてやばい…」
「Aの汗の量やばいな。
まあ今日ちょっと照明明るすぎた気もするから、いつも以上に私も汗かいたわ」
汗の量を指摘してきたのは私の相方、八嶋萌。
私、AAは萌と一緒に“コーヒーフロート”というコンビを養成所時代から組み、つい先日結成6年目に突入。
漫才もやらないわけではないけど、活動の中心はコント。
カップルコントに養成所時代から取り組み、初出演のテレビで披露した時にベタ褒めして頂いたのをきっかけに、コントの主軸も“男女2人の色々なお話”になった。
頭が蒸れてやばいのは、私が毎回男を演じるためカツラを被るからである。
165cmと女にしてはでかい身長と、養成所時代に1回だけメンズカットをしてみたら凄く好評だったという理由でそうなった。
「A、疲れてるところ申し訳ないけど1時間後には新幹線やで、はよ準備して」
「うい…」
胸を隠すために着ていたオーバーサイズのTシャツを脱ぎカツラを取ると、前髪はもちろん鎖骨まで下りてきた髪まで汗でぐっしょり。
「萌、ほんまにごめん！急いでシャワー借りてくる！」
「焦るな！あんま走ったらあかんで、すぐ転ぶんやから！あんたの分も荷物まとめとくから落ち着き！」
相方で同期とはいえ、2歳歳上の萌はほんまに頼りになる。ありがたい。
まあ、私より身長10cmも小さいから普段はよしよししたくなるんやけどな…。
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シャワーを浴び、これまたオーバーサイズの服を身にまとい萌が待ってる場所へ向かう。
男役がしっくり来た時から、衣装か私服かに限らずオーバーサイズにハマってしまい、おかげで女の子らしい格好をほとんどしなくなった。
自分の持ってる服を衣装か私服か判断出来なくなる時もある。これはほんまに申し訳ない。
「ん、おかえりー。意外と余裕あるわ」
「荷物ありがとうな、助かったわ」
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「今回は前乗りやから、明日も軽く打ち合わせするけど21時くらいからリモートで打ち合わせするみたい。その時間は部屋におってな」
新幹線に乗った後、マネージャーの川崎さんから色々話を聞きながらコーヒーを飲む。
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もやし(プロフ) - Sara_nさん» 返信遅くなりすみません。一通り確認してみたのですが、私の端末では最後まで名前変換が対応していたので改善が出来ず……申し訳ないです。過去の更新の仕方に何か問題があったのかと思います。ご指摘ありがとうございました。 (2022年11月27日 16時) (
レス) id: d1393d657d (このIDを非表示/違反報告)
Sara_n(プロフ) - 途中から名前変換が対応してません… (2022年11月19日 8時) (レス) @page28 id: 90a98b993e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：もやし | 作成日時：2022年9月3日 2時
