まえでんっ! ページ33
※このお話は、駄作者の完全な妄想です。時代背景、登場人物が、間違っている可能性があります。
***大典太SIDE
はぁっと大典太光世は溜め息をもらした。
どうしてもあの死体を斬った感覚が甦ってくる。
憂鬱なまま蔵の戸を開ける。
中には、正座をしてうつ向いている前田がいた。
前「大典太さん!試し斬り、お疲れ様です」
大「…ああ。」
うまく返せない。
すまない、前田。
前「お…でんた…さん?」
俺は、
泣いた。
大「…人間は愚かだな。他人を殺し、その為に他人に殺される?同じ人間だというのに?」
前「大典太さん…」
きっと、前田なら分かってくれる。
分かってくれなくても、黙って聞いてはくれるだろう。
大「試し斬りをした死体は新しいものだった。だが、彼処は死体を縫って、繰り返し斬っているようだ。何故…何故そこまでして切れ味を確かめたい。前田…どう思う」
前「やはり戦に使いたいか…自慢がしたいか…」
大「俺が三つ目の背骨で止まったら、皆喜んでいた。『素晴らしい』、『流石は天下五剣だ』と。俺は人を傷つける為の…何かを守る為でないことに使われるなら、天下五剣の称号など要らない。」
後半、ほぼ俺は叫んでいた。
暗い蔵に、俺の声が反響する。
ふわっと
暖かくて小さなものに包まれた。
紛れもない、前田自身。
前「きっと…人々が傷つかなくて済む世の中が直ぐに来ます。それまで大典太さんが辛いなら、僕がこうして抱きしめて差し上げますから。」
俺は、自身の頬を伝う滴を、
前田の匂いを感じながら拭った。
***
史実の作品の方に書いた予、試し斬りの話の続きです!
心配なのは、
・前田くんはこの頃前田家にいたのか
・両者とも同じ蔵にしまわれていたのか
・前田家の敷地の空撮写真とかないかな????????
・まず、おでん様は泣くようなキャラなのか!?
…ま、いっか。
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咲夜 - 前田君に応援されちゃ…それなりの答えないとね? (2021年1月4日 3時) (レス) id: 0830061a27 (このIDを非表示/違反報告)
Alice(プロフ) - こちらこそありがとうございました!おやすみなさい! (2016年12月11日 0時) (レス) id: 6c7df6677c (このIDを非表示/違反報告)
みんご(プロフ) - Aliceさん» 7話EDの、一回目の「もっと!」のところの前田きゅんの声が凄くきこえて、「もっと」っていう言葉ですら尊い。永遠ループでそこだけ聞きながら寝ます。お喋り楽しかった!!またそのうちに…今日はありがとうございました!!おやすみ〜 (2016年12月11日 0時) (レス) id: d4ee1eb557 (このIDを非表示/違反報告)
Alice(プロフ) - 気づかなかった…きゃー、恥ずかし//// (2016年12月10日 23時) (レス) id: 6c7df6677c (このIDを非表示/違反報告)
みんご(プロフ) - Aliceさん» 前「え…べんと…頑張って下さい!」誤字が面白すぎですよ。 (2016年12月10日 23時) (レス) id: d4ee1eb557 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:みんご | 作成日時:2016年10月10日 0時