好きな人出来ました。【さとみ】

32.返事 ページ35

急いで走って楽屋に向かう。




走りながら色んな事が頭に浮かんだ。




何故、握手会には居なくて楽屋には居たのか。


そもそも、楽屋に何故いるのか。


返事はなんて返ってくるだろうか。




そうこう考えているうちに楽屋の前に着く。



ドアノブに手をかけ、深呼吸をする。



単純に緊張するのだ。



準備が出来、楽屋の扉を開ける。



すると、中にはメンバー全員とAが居た。



全員がこちらを見ると、A以外の人は外に出る。



この楽屋には、俺と彼女の2人きりになった。



少し沈黙が続く。


先に口を出したのは彼女だった。




「ごめんなさい、今日握手会参加しなくて…」



「いや、全然大丈夫。少し…残念だったけど、。」



「その、今日は。告白のお返事がしたくてここに来ました…握手会の会場だとバレちゃうと思って…」





告白の返事。


ずっと待ってた事だけど、いざ言われると緊張する。






「そう…なんだ。じゃあ、返事。聞いてもいいかな？」






「私、凄いお豆腐メンタルです。ちょっと言われたくらいでめっちゃ凹むし1人で抱え込みます。」

「だからリスナーさんに絶対何か言われるし、最悪の事態が起こるかもしれない。そしたら私、絶対耐えれる自信ありません。」

「それに、グループに迷惑をかけてしまう。」

「だから、正直迷いました。」

「ころちゃんやお母さんとかに相談して、今日。やっとで決断出来ました。」









　
　
　
　
　
　
　

　
　
　
　
　
　
　
　
　
　
　
　
　
　
　
　
　
　
　
　
「告白の返事遅くなってごめんなさい。」





「そして、。」



　
　
　
　
　
　
　
　
　
　

　
　
　
　
　
　
　


　
　
　
　
　
　
　
　
　
　
　

　
　
　
　
　
　
　
　
　
　
　
　

「よろしくお願いします」

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