うさぎ育成日記 ２

80ぴき ページ30

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ユンギ【登録したぞ(^ ^) 】




わ、顔文字だ。意外だな、ユンギ顔文字使ってたっけ。ユンギからきたメッセージを見ながらソファの上でゴロゴロと考える。帰ってきてすぐジョングクはお風呂タイムだったので、余計なことを考えずに返事することができる。





ふと目をやると、机の上にジョングクの携帯があった。携帯自体見るのは2回目だろう。光っていたから画面を見るとダヒョンと書いてある。






＜ダヒョンから着信がありました＞
＜ダヒョン:いつまで無視するの？＞
＜ダヒョン:もうバレないようにするから戻ってきてほしい＞
＜ダヒョンから着信がありました＞




結構来てるし。ダヒョン、記憶にないけど・・・






あ・・・ ある。



ジョングクを追い出した元居候先？

元かは分からないけど。





数秒たって消える明かりを無心で見つめていた。





「Aヌナ？」




髪の濡れたままのジョングクが風呂から上がり、複雑な顔をしていたわたしを見つめる。その視線の先に携帯があることに気づき、携帯を手に取る。




「見た？」



そう言うジョングクの顔は怒っているようで、ああなんかやましいことがあるんだって思って。気づいたらじわじわ意識とは裏腹に出てくる涙。



「見て、ないよっ・・・」




わたしが言うのと同時にソファに座り、ジョングクの腕がわたしの体を包む。



「Aヌナ、そうやって泣いてくれたら、俺のこと好きみたいじゃん…」




ゆっくり腕から解放されると、なぜかジョングクの表情は嬉しそうにしている。ん、なにそれ、腹立つ。むすっと頰を膨らますと、ジョングクの綺麗なでも少しごつごつとした指がわたしの頬を撫でる。






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