鬱先生に抱きしめられてみた3 ページ6
鬱｢実はな、由美ちゃんって女嘘やねん。作り話や。
この件で、Aがほんまに俺の事好いてるんか試したかってん。｣
A｢そ、そんなことって…))鬱｢…試すようなことしてごめん。｣
いつもと打って変わって真剣な表情の彼に、私はもう何も言えなかった。
鬱｢…今から俺が言うこと、真剣に聞いてな。｣
私は無意識に息を呑む。
鬱｢俺、多分本気の恋した事ないねん。
なんでやろな、いっつもAの事が頭に浮かんで気持ちがモヤモヤしとった。
そのモヤモヤが俺自身よくわからんくて、いろんな女と付き合った。
でもやっと分かった。俺、Aのことずっと気になってたんやと思う。
…Aがほんまに俺の事好きなんやったら、Aの事中途半端にせんと本気で見ていきたいって思ってんねん。
…なぁA。俺、Aの気持ち知りたい。
今ここで、Aの気持ちいうてくれへんやろか。｣
…私の気持ち。
それは、貴方のことが好き。
どうしてたった2文字の好き、という言葉が言えないのだろう。
本当の思いに反し、つっかえたように声が出てくれない。
ただ声にならない声が、喉を掠めるだけだった。
鬱｢…はぁ、しゃあないなぁ。おいで。｣
彼がそういうと、私はふわっと彼の腕の中に包まれた。
静かな空間に2人きり。至近距離の男女の影が重なる。
すると、緊張しているはずなのに 魔法が溶けたように声が出た。
A｢…すき、…鬱くんがすき…。｣
鬱｢…っ。ありがと、A。｣
聞こえる音は彼と私の吐息。
うるさくなった私の心臓の音まで彼に聞こえてはいないだろうか。
さっきまで傷んでいた胸が、いつの間にか甘い痛みに変わっていた。
20時を過ぎた都会に本気の恋を知らない男と、ちょっぴり素直になれない女の子。
交わらなかった2人が、少しずつ交差し始めた、そんなお話。
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大先生は女性関係が豊富なイメージがあります。
好きな人の為になら無理だってしてしまう、頑張り屋さんな主人公。
1人の女性を愛するということは、相手の真まで見抜くということ。
それには、努力が入ります。無償で手に入るものには限りがあるのです。
大先生と主人公には、苦難のその先にある物を見つけて欲しい。
そういった思いから、登場人物の個性を出しながらも複雑に絡めてみました。
続く (更新停止中)
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minminminyungi(プロフ) - まるさん» 作者です。ご指摘恐れ入ります。この度は私の確認不足により至った結果です。早急に対応させて頂きます。この度は大変申し訳ございませんでした。また何かありましたら、早急に対応させて頂きますので、今後ともどうぞよろしくお願いいたします。 (2019年1月4日 8時) (
レス) id: fcecef6813 (このIDを非表示/違反報告)
まる - 作品を作る前にルールをしっかりご確認下さい。オリジナルフラグをちゃんと外して下さい、違反行為です。最初に編集画面の注意事項をちゃんと読まれましたか？そこら辺をよく読み、ルールを理解の上作品を作るようにして下さい (2019年1月4日 5時) (レス) id: cec6dd7646 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：minminminyungi | 作成日時：2019年1月4日 1時
