マルフォイの館 ページ9
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翌日の朝、Aはベッドではなく床で眠っていたことに気づいた。起き上がったAはふと近くにあった窓に映る自分の瞳に驚愕した。赤く腫れていた。
この目をなんとかしないと―――と思っていた矢先に、扉の向こう側から声がした。
「おい」
その声が誰なのか、Aは一瞬で分かった。
ドラコ・マルフォイだった。Aは扉越しに話し掛ける。
「何？」
「食事をとらないのか？ もう昼前だ。」
Aは時計に目をやった。時計の針は十時半を指していた。
「……食べる、けど……」
「なら、今持ってくる。」
「別にいいよ。自分で……」
彼はAが言葉を発する前にドタドタと騒がしい足音を立ててどこかへ去った。Aは黙り込んで、ベッドに座った。
元々―――なぜ彼女が生活する場所がマルフォイ邸宅であるのか。それはヴォルデモート卿が命令したことで、A自身にはわからない。しかしきっと生活できる場所という場所がないのだろう。
彼女がホグワーツに戻れない以上、生活する場はここしかない。それにここは広く、脱走するのも容易くはない。
「おい、」
Aが俯きながら考え込んでいると、扉の向こうから声がする。食事を運びに来たドラコが声をかけた。
「開けるぞ」
「あ……うん」
Aはぎこちなく返事をし、扉から目を逸らした。赤くなった目を隠すようにドラコとは目を合わせなかった。
「……ここに置くぞ、」
長く重苦しい沈黙の中、ドラコは机の上に朝食を置いた。
「……ああ、うん、」
Aもぎこちなく返事をした。
「お前は……本当に闇の帝王に従うつもりなのか？」
「……無論従いたくはない。でも、従わないと……友達がヴォルデモート卿の標的になる。私は全員を守れない」
「……お前なら、友人なんていないから、ヴォルデモート卿に反抗して、殺されてしまうのではないかと思っていたのに。」
「私はここ数年でやっと、大切な人を作ったんだ。マルフォイ、君には分からないだろうけど」
ドラコは息を呑んで、口をつぐんだ。またも重苦しい沈黙が流れ、先に口を開いたのは、ドラコの方だった。
「……僕は、お前に……死喰い人であることを隠した。」
「そうだね」
「それは、僕らの計画がお前にバレないようにと思ったからだ」
「うん」
ドラコはAのそっけない返事を聞きながら、話し始めた。
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Grim reaper(プロフ) - 主人公、凄い独りよがり (8月11日 13時) (
レス) @page40 id: 1ede7a2e08 (このIDを非表示/違反報告)
み(プロフ) - 奈也さん» わ、わ、それはよかったです…！！こちらこそそう言っていただけてとても嬉しいです…！ありがとうございます！！そうですね…仲良くさせたいです。ありがとうございます！これからも応援よろしくお願いします〜！ (2019年8月27日 23時) (レス) id: 5530baedc0 (このIDを非表示/違反報告)
奈也(プロフ) - マルフォイオチがいいなと思ってたので嬉しいです！夢主ちゃんとマルフォイ仲良くなって欲しいですね！（笑）更新楽しみに待ってます！！ (2019年8月27日 23時) (レス) id: ca98b688b7 (このIDを非表示/違反報告)
み(プロフ) - ユウさん» わ、わ、わ、本当ですか…！すごく嬉しいです…！！ありがとうございます…！オチアンケートを取ったとき結構ハリーオチが良かったって声も多かったのでちょっと不安だったのですが、そう言っていただけると嬉しいです…！(；；)これからも応援よろしくお願いします！ (2019年8月27日 15時) (レス) id: 5530baedc0 (このIDを非表示/違反報告)
ユウ(プロフ) - 長々ごめんなさい、本当に更新楽しみにしてます！！頑張ってください！！！ (2019年8月27日 14時) (レス) id: fba426c2fd (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：み | 作成日時：2019年8月16日 14時
