募る不安 ページ41
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「ハーマイオニー……、」
ベラトリックスがゴブリンに叫ぶ中で、私は小さく彼女の名を呼んだ。彼女の腕に刻まれた文字を見て、悔しさが募った。
ハーマイオニーは何も言わなかったし、こちらも見なかった。
ただ目から涙がこぼれ落ちた。私はハーマイオニーの手を握ろうとした、その時だった。
「エクスペリーアームス！」
「ステューピファイ！」
ロンがベラトリックスの杖を弾き、ハリーがルシウスを吹き飛ばした。
私はハッとしてその場から離れた。ハーマイオニーから手を離した。今ここで、これ以上、死喰い人たちにこの姿を見られてはならない。
ドラコとナルシッサが二人と閃光をぶつけ合った。
「待て！」
ベラトリックスが言った。
ハーマイオニーの喉元に杖を当てていた。
「杖を置け！ドラコ、そいつらの杖を拾うんだ！」
ドラコが急いでハリーとロンの杖を拾った。やがて、腫れていたハリーの顔が徐々に戻り始め、彼がハリーであるという事が確信した。
「あのお方を呼べ！」
ベラトリックスがそう言うと、ルシウスが左腕の袖をめくりあげて、その印に触れようとした。
私は俯いた。もう駄目だと思った、しかしその時だった。
小さな、何かを外すような音。全員が上を向いたその時、ベラトリックスの真上―――そして、私の真上から、シャンデリアが落下してきた。
ハッとした瞬間、気付くのが遅かった。目の前までシャンデリアが迫ったとき、ハリーが私の腕を引いた。
「A！」
私の目の前にシャンデリアが落下した。私は、ハリーに腕を引かれたことで、彼に助けられた。
ロンがハーマイオニーを抱えた。ハリーが私から手を離したあと、ドラコから杖を奪って、また私の方へ駆け寄った。
「無事で良かった……無事で、無事で……！」
そして、いつの間にか周りには、ロンやハーマイオニー、ハリー、そしてドビーがいた。私はハリーに手を引かれたままだった。ずっと手を握られている。
そして、ナルシッサが杖を取り出した瞬間に、ドビーは彼女から杖を奪った。
「よくも……！ よくもご主人様に杖を！」
「ドビーにご主人様はいない！ トビーは自由な妖精だ！ドビーは、ハリー・ポッターとその友達を助けに来たのだ！！」
「A、行こう！」
ハリーが、逃げ出そうとする私の手を強く引っ張っていた。
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Grim reaper(プロフ) - 主人公、凄い独りよがり (8月11日 13時) (
レス) @page40 id: 1ede7a2e08 (このIDを非表示/違反報告)
み(プロフ) - 奈也さん» わ、わ、それはよかったです…！！こちらこそそう言っていただけてとても嬉しいです…！ありがとうございます！！そうですね…仲良くさせたいです。ありがとうございます！これからも応援よろしくお願いします〜！ (2019年8月27日 23時) (レス) id: 5530baedc0 (このIDを非表示/違反報告)
奈也(プロフ) - マルフォイオチがいいなと思ってたので嬉しいです！夢主ちゃんとマルフォイ仲良くなって欲しいですね！（笑）更新楽しみに待ってます！！ (2019年8月27日 23時) (レス) id: ca98b688b7 (このIDを非表示/違反報告)
み(プロフ) - ユウさん» わ、わ、わ、本当ですか…！すごく嬉しいです…！！ありがとうございます…！オチアンケートを取ったとき結構ハリーオチが良かったって声も多かったのでちょっと不安だったのですが、そう言っていただけると嬉しいです…！(；；)これからも応援よろしくお願いします！ (2019年8月27日 15時) (レス) id: 5530baedc0 (このIDを非表示/違反報告)
ユウ(プロフ) - 長々ごめんなさい、本当に更新楽しみにしてます！！頑張ってください！！！ (2019年8月27日 14時) (レス) id: fba426c2fd (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：み | 作成日時：2019年8月16日 14時
