募る不安 ページ39
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ベラトリックスは男の一人に「これはなんだ？」と聞いた。彼は持っている剣を見て、剣だということを伝えた。するとベラトリックスはそれをよこせと言った。
しかし男らも、これは渡さないと譲らない。その時、ベラトリックスの杖から赤い閃光が走り、男が失神した。そして他の男の仲間が怒り、杖を抜いた。
「この女、何の真似だ？」
「ステューピファイ！ 麻痺せよ！」
ベラトリックスは1対4の状況で、彼らを一瞬のうちに蹴散らした。そして男の一人が持っていたその剣を手に取ると、ベラトリックスは甲高い声で叫んだ。
「この剣をどこで手に入れた！？ よくもこんな事を……！ どこでこの剣を手に入れた！？ これスネイプがグリンゴッツの私の金庫に送ったものだ！」
「あいつらのテントにあった」
男の一人が言った。ベラトリックスは男を跪かせていた呪文を解くと、ドラコに言った。
「ドラコ、このクズ共を外に出すんだ。そいつらを殺ってしまう度胸がないのなら、私が片付けるから中庭に打っちゃっておきな！」
「ドラコに対してそんな口の聞き方を！」
「お黙り！ シシー、お前なんかが想像するよりずっと事は重大だ！深刻な問題が起きてしまったのだ……」
ベラトリックスはそう言ったあと、ナルシッサがハリーとロンを地下牢に放り込むようグレイバックに命じた。しかし、ハーマイオニーだけは残すようにとも言った。
「やめろ！ 代わりに僕を残せ！ 僕を！！」
ベラトリックスが、ロンの顔を思い切り殴る。私は思わず目を瞑り、そして視線を逸らした。
「この子が尋問中に死んだら、次はお前にしてやろう。“血を裏切るもの”は“穢れた血”の次に気に入らないね。グレイバック、捕虜を地下へ連れて行って、逃げられないようにするんだ。ただし、それ以上は何もするな。今のところは――――」
グレイバックがロンとハリーを連れて行くと、ロンの大きな声が響きわたった。何度もハーマイオニーを呼ぶ声だった。
「ハーマイオニー！ ハーマイオニー！！」
その声に続いて、ロンがまた叫んだ。
「頼む！ A！ A……！ A！ハーマイオニーを助けてくれ！ A！ 頼む！ A――――！！！」
何度も私に助けを求める声だ。けれど、私は俯いた。
今のこの状況……彼女を助けることが、私にはできない……。
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Grim reaper(プロフ) - 主人公、凄い独りよがり (8月11日 13時) (
レス) @page40 id: 1ede7a2e08 (このIDを非表示/違反報告)
み(プロフ) - 奈也さん» わ、わ、それはよかったです…！！こちらこそそう言っていただけてとても嬉しいです…！ありがとうございます！！そうですね…仲良くさせたいです。ありがとうございます！これからも応援よろしくお願いします〜！ (2019年8月27日 23時) (レス) id: 5530baedc0 (このIDを非表示/違反報告)
奈也(プロフ) - マルフォイオチがいいなと思ってたので嬉しいです！夢主ちゃんとマルフォイ仲良くなって欲しいですね！（笑）更新楽しみに待ってます！！ (2019年8月27日 23時) (レス) id: ca98b688b7 (このIDを非表示/違反報告)
み(プロフ) - ユウさん» わ、わ、わ、本当ですか…！すごく嬉しいです…！！ありがとうございます…！オチアンケートを取ったとき結構ハリーオチが良かったって声も多かったのでちょっと不安だったのですが、そう言っていただけると嬉しいです…！(；；)これからも応援よろしくお願いします！ (2019年8月27日 15時) (レス) id: 5530baedc0 (このIDを非表示/違反報告)
ユウ(プロフ) - 長々ごめんなさい、本当に更新楽しみにしてます！！頑張ってください！！！ (2019年8月27日 14時) (レス) id: fba426c2fd (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：み | 作成日時：2019年8月16日 14時
