募る不安 ページ38
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「ハリーなの？」
私が聞いても、彼は私の瞳をじっと見つめていただけだった。私はなんとなく、彼がハリーであるという確信がついていた。
「どうだ？ どう思う？ こいつはハリーか？」
「わ、私は―――私………分からない……」
ハリーのことを守りたいが為に、そう口走った。
しかし一筋縄では行かなかった。
「よく見ろ！ 本当にハリーではないというのか！？」
「なら、こっちの“穢れた血”はどうだ？」
その時、ハーマイオニーを捕らえていた男がそう言った。
「お待ち……そう、そうだわ。この娘は、ポッターと一緒にマダム・マルキンの店にいるのを見たわ！ この子の写真を“日刊予言者新聞”で見ました！ ご覧！ ドラコ、この子はグレンジャーでしょう」
「僕………そうかもしれない………ええ……」
ドラコは、曖昧にそう答えて目を逸らした。
「それなら、こいつはウィーズリーの息子だ！」
ルシウスがロンの前まで行って、そう叫んだ。
「やつらだ！ ポッターの仲間たちだ。ドラコ、こいつを見るんだ。アーサー・ウィーズリーの息子で、名前は何だったかな……」
「ああ……そうかもしれない……」
ドラコはロンたちに目を向けず、背を向けたままそう言っていた。私はこちらをずっと見つめているロンとハーマイオニーの視線が痛くて仕方がなかった。
「お前はどうだ？ A・ピティー。こいつらはポッターの仲間だ、そうだろう？」
「……分かりません。」
私はあくまで無知を貫こうと思った。それが彼らを守る最終手段だった。それ以外は何もできなかった。
しかし彼らはどうやら決心がついたようなのか、左腕に触れてヴォルデモート卿を呼び出そうと話しだした。
私は俯いた。このままでは彼らは……。
ルシウスとベラトリックスが、どちらがヴォルデモート卿を呼ぶのかで軽く言い争っていたが、結果的にルシウスが左腕に触れようと手を伸ばしていた。
その時。
「待て！ 触れるな！ いま闇の帝王がいらっしゃれば、我々は全員死ぬ！」
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Grim reaper(プロフ) - 主人公、凄い独りよがり (8月11日 13時) (
レス) @page40 id: 1ede7a2e08 (このIDを非表示/違反報告)
み(プロフ) - 奈也さん» わ、わ、それはよかったです…！！こちらこそそう言っていただけてとても嬉しいです…！ありがとうございます！！そうですね…仲良くさせたいです。ありがとうございます！これからも応援よろしくお願いします〜！ (2019年8月27日 23時) (レス) id: 5530baedc0 (このIDを非表示/違反報告)
奈也(プロフ) - マルフォイオチがいいなと思ってたので嬉しいです！夢主ちゃんとマルフォイ仲良くなって欲しいですね！（笑）更新楽しみに待ってます！！ (2019年8月27日 23時) (レス) id: ca98b688b7 (このIDを非表示/違反報告)
み(プロフ) - ユウさん» わ、わ、わ、本当ですか…！すごく嬉しいです…！！ありがとうございます…！オチアンケートを取ったとき結構ハリーオチが良かったって声も多かったのでちょっと不安だったのですが、そう言っていただけると嬉しいです…！(；；)これからも応援よろしくお願いします！ (2019年8月27日 15時) (レス) id: 5530baedc0 (このIDを非表示/違反報告)
ユウ(プロフ) - 長々ごめんなさい、本当に更新楽しみにしてます！！頑張ってください！！！ (2019年8月27日 14時) (レス) id: fba426c2fd (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：み | 作成日時：2019年8月16日 14時
