募る不安 ページ35
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「またしてもハリーポッターに逃げられた！」
12月31日――――ヴォルデモート卿が怒りに任せてテーブルを叩いた。
会合で、ヴォルデモートは以前よりも怒りを見せていた。
時が過ぎるのは早いもので、少し前まで寒くなかった部屋の中は一気に凍えそうなくらい寒かった。
暖炉の炎なんて全く温かくもなかった。
「バチルダ・バグショットを殺し、ナギニを化けさせた。そして奴等を襲撃した！ しかし奴等はまた俺様の手から逃れたのだ。そして―――俺様のホークラックスは一つ破壊された！」
私はその言葉にどこか安堵していた。
ハリーたちは順調に分霊箱を破壊できているようだった。
しかしそれを表情に出すわけには行かず、ピリピリとした雰囲気の中で俯いていた。
「しかし、ルーナ・ラブグッドを人質として捕えたことで、奴の父親はハリーが家を訪れすぐ俺様に知らせた。」
ルーナの名前が出たとき、私は顔を上げた。
ルーナを捕らえていたのは、その為だったのか……彼女はハリーの友人だ。ハリーが彼女を当てにすることもあるだろう。それを狙ったのかもしれない。
「しかし、またしても俺様の部下はハリーを逃したのだ！ これはどういう事だ？ もう怒りを抑えられん………これで何度目の失態だと思っている？」
ヴォルデモート卿の目は正気を失うほど怒りを込めていた。
「我が君―――どうか、怒りをお収めください。次こそ我々がポッターを捕え、あなた様の元へ………」
「俺様はもう待った。何ヶ月も！ 何故お前たちはそんなに手際が悪い？ なぜ逃がす？ 役立たずのクズ共が！」
死喰い人の一人がそう言うと、ヴォルデモートはさらに強くテーブルを叩いた。
「我が君……どうか……次こそは必ず………」
頭を下げてそういう死喰い人を、ヴォルデモート卿は睨みつけるように見下ろした。そして鼻を鳴らすと、落ち着いたように目を伏せ息を吐いた。
「まあ良い………そう焦らずとも、奴は必ず自ら俺様の元へやって来るだろう………」
「はい、我が君……今日会合を開いたもう一つの理由を、我々はもう存じております。今宵は……あなた様の……」
恐る恐る顔を上げながら、死喰い人は言った。
「あなた様の……生誕日でございます。我が君………闇の帝王……あなた様がご誕生なさった事を、我々は大変嬉しく存じます……」
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Grim reaper(プロフ) - 主人公、凄い独りよがり (8月11日 13時) (
レス) @page40 id: 1ede7a2e08 (このIDを非表示/違反報告)
み(プロフ) - 奈也さん» わ、わ、それはよかったです…！！こちらこそそう言っていただけてとても嬉しいです…！ありがとうございます！！そうですね…仲良くさせたいです。ありがとうございます！これからも応援よろしくお願いします〜！ (2019年8月27日 23時) (レス) id: 5530baedc0 (このIDを非表示/違反報告)
奈也(プロフ) - マルフォイオチがいいなと思ってたので嬉しいです！夢主ちゃんとマルフォイ仲良くなって欲しいですね！（笑）更新楽しみに待ってます！！ (2019年8月27日 23時) (レス) id: ca98b688b7 (このIDを非表示/違反報告)
み(プロフ) - ユウさん» わ、わ、わ、本当ですか…！すごく嬉しいです…！！ありがとうございます…！オチアンケートを取ったとき結構ハリーオチが良かったって声も多かったのでちょっと不安だったのですが、そう言っていただけると嬉しいです…！(；；)これからも応援よろしくお願いします！ (2019年8月27日 15時) (レス) id: 5530baedc0 (このIDを非表示/違反報告)
ユウ(プロフ) - 長々ごめんなさい、本当に更新楽しみにしてます！！頑張ってください！！！ (2019年8月27日 14時) (レス) id: fba426c2fd (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：み | 作成日時：2019年8月16日 14時
