素敵なあの子 ページ25
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一方の、ハリー、ハーマイオニー、ロン―――。
ビルとフラーの結婚式が開催されたその夜、ヴォルデモート卿によりその会場は襲撃された。ハリー、ロン、まハーマイオニーはその場をなんとか逃げ出して、そのまま分霊箱を探す旅に出た。
隠れ家で、ハリーはロン、ハーマイオニーと話をしていた。その話の流れで彼は、Aの話を出した。
「Aは……無事だと思う？」
「ハリー、やめて。」
ハーマイオニーは頭を抱えながらハリーを制止した。ロンがハーマイオニーに、そっと抱き締めるように触れた。
「Aが……無事だと思いたいの。無事だと思う？じゃないの、無事じゃなきゃいけないのよ。」
「でも――――もしも―――」
「やめて！」
ハーマイオニーは酷く悲しそうな顔でハリーの瞳を捉えた。目尻に溜まった大粒の涙が、次第にぽろりぽろりと彼女の頬をつたい始めた。
ロンは少し汚いハンカチを取り出し、呪文で綺麗に汚れを拭き取ると、そのハンカチでハーマイオニーの涙を拭った。
「Aは……無事よ。きっと……無事……ロン、ありがとう……」
「そうさ、ハリー、縁起の悪いことは考えるなよ。」
「………ああ。ごめん」
ハリーは俯いた。彼こそ一番Aのことを心配していた。彼女がもしも無事でなかったら―――それが一番怖かった。恐ろしかった。
「Aは今何してると思う？」
「さあな……思えばAがホグワーツにいたときも、普段何をして過ごしているのかさえよく知らなかった。」
「私、まだAについて知らないことが沢山あるの。まだ、あの子のことをたくさん知りたいの。」
「うん……僕も。知ってるつもりでまだ知らない。ダンブルドアの時みたいに、後悔はしたくない。だから絶対にAのことを助け出したい。」
「A、今どんな思いでいるのかしら。きっと悲しんでるわ、当たり前よ。ヴォルデモート卿に連れ去られたのよ。今すぐ会いに行って、抱き締めたい……」
ぐす、と、ハーマイオニーが鼻を啜りながら言った。
ロンのハンカチを目元に置きながら、涙を拭っていた。止めどなく溢れる涙を、ひたすら――――。
「A……会いたいわ、」
ハーマイオニーが呟いた。
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Grim reaper(プロフ) - 主人公、凄い独りよがり (8月11日 13時) (
レス) @page40 id: 1ede7a2e08 (このIDを非表示/違反報告)
み(プロフ) - 奈也さん» わ、わ、それはよかったです…！！こちらこそそう言っていただけてとても嬉しいです…！ありがとうございます！！そうですね…仲良くさせたいです。ありがとうございます！これからも応援よろしくお願いします〜！ (2019年8月27日 23時) (レス) id: 5530baedc0 (このIDを非表示/違反報告)
奈也(プロフ) - マルフォイオチがいいなと思ってたので嬉しいです！夢主ちゃんとマルフォイ仲良くなって欲しいですね！（笑）更新楽しみに待ってます！！ (2019年8月27日 23時) (レス) id: ca98b688b7 (このIDを非表示/違反報告)
み(プロフ) - ユウさん» わ、わ、わ、本当ですか…！すごく嬉しいです…！！ありがとうございます…！オチアンケートを取ったとき結構ハリーオチが良かったって声も多かったのでちょっと不安だったのですが、そう言っていただけると嬉しいです…！(；；)これからも応援よろしくお願いします！ (2019年8月27日 15時) (レス) id: 5530baedc0 (このIDを非表示/違反報告)
ユウ(プロフ) - 長々ごめんなさい、本当に更新楽しみにしてます！！頑張ってください！！！ (2019年8月27日 14時) (レス) id: fba426c2fd (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：み | 作成日時：2019年8月16日 14時
