旅の出発 ページ13
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翌朝、ハリーはダンブルドアの部屋で、以前彼が使っていたニワトコの杖に触れていた。そこへマクゴナガルがやってきて、ハリーに声をかけた。
「悲しい事になりましたね。」
ダンブルドアの死を昨夜もう一度思い返してみて、ハリーは本当にダンブルドアを失ってしまったことに虚無感を抱いていた。そしてその虚無感と共に、A・ピティーが敵側に連れ去られてしまったことの悔しさが溢れ出そうなほどだった。
「もしも話し相手が必要なら――――」
マクゴナガルのその言葉を聞いているのか聞いていなのか分からないくらいの速さで、マクゴナガルの横を通り過ぎた。
「分かっていると思いますが、」
マクゴナガルはハリーの方を振り返り言った。
「ダンブルドア先生は、あなた達のことを大切に思っていました」
ハリーも、マクゴナガルの方を振り向いた。
部屋に飾られたダンブルドアの肖像画に目を向けたハリーは、目を泳がせてそのまま去っていった。
☆
「ドラコは本気だったと思う？ 先生を……」
「いや……あいつは杖を下ろしてた。やったのはスネイプだ」
ダンブルドアが亡くなった場所から景色を眺めながら、ハーマイオニーとハリーが話をしていた。
「いつも、スネイプが……でも、止められなかった。」
ハリーは手に握っていたものをハーマイオニーに渡した。それはあの晩にAとダンブルドアの三人で盗みに行った分霊箱、スリザリンのロケットだった。
「偽物だ。」
ハリーはそう言った。ハーマイオニーはハリーを見つめる。
ハリーはロケットを指差して、「開けて」と言った。ハーマイオニーはそのロケットをそっと開けた。
中には一枚のメモが入っていた。ハーマイオニーはそれを読み上げた。
「“闇の帝王へ、私はとうに死んでいるでしょう。しかし私は貴方の秘密を発見しました。……本物の分霊箱は、私が盗みました。破壊するつもりです。
貴方が手強い相手にまみえたその時、再び死すべき存在になることを願って。――――R・A・B”」
ハーマイオニーはそれを読み上げると、ハリーの方を見た。
「R・A・B？」
「誰だろう。そいつが本物の分霊箱を盗んだ。……全部、無駄だったんだ。」
ハリーはそのロケットから目を逸らした。
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Grim reaper(プロフ) - 主人公、凄い独りよがり (8月11日 13時) (
レス) @page40 id: 1ede7a2e08 (このIDを非表示/違反報告)
み(プロフ) - 奈也さん» わ、わ、それはよかったです…！！こちらこそそう言っていただけてとても嬉しいです…！ありがとうございます！！そうですね…仲良くさせたいです。ありがとうございます！これからも応援よろしくお願いします〜！ (2019年8月27日 23時) (レス) id: 5530baedc0 (このIDを非表示/違反報告)
奈也(プロフ) - マルフォイオチがいいなと思ってたので嬉しいです！夢主ちゃんとマルフォイ仲良くなって欲しいですね！（笑）更新楽しみに待ってます！！ (2019年8月27日 23時) (レス) id: ca98b688b7 (このIDを非表示/違反報告)
み(プロフ) - ユウさん» わ、わ、わ、本当ですか…！すごく嬉しいです…！！ありがとうございます…！オチアンケートを取ったとき結構ハリーオチが良かったって声も多かったのでちょっと不安だったのですが、そう言っていただけると嬉しいです…！(；；)これからも応援よろしくお願いします！ (2019年8月27日 15時) (レス) id: 5530baedc0 (このIDを非表示/違反報告)
ユウ(プロフ) - 長々ごめんなさい、本当に更新楽しみにしてます！！頑張ってください！！！ (2019年8月27日 14時) (レス) id: fba426c2fd (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：み | 作成日時：2019年8月16日 14時
