天使の家に住む 2

白紙 ページ41

あれから数日経った今日




【SVT株式会社 創立71周年記念パーティー】

とかかれているホテルのエントランスで

私はスニョンさんと2人、並んでいた。





HS「、いよいよだね」

「…はい」

HS「緊張してる？」

「…はい」

HS「今日だけ我慢して欲しい…」

「…はい、って何をですか？」



HS「んーーまあ色々…？」

そう言って視線を上に逸らすスニョンさん。


「？？」

HS「じゃあ、入ろっか」








＿＿＿＿＿

JHside


今日は記念パーティー当日


今日さえ終わってしまえば。この瞬間だけ過ぎてしまえば

あとはもうこの関係の歪みを直すだけだ。


そう思いながら、俺はジェヨンの肩に手を添えた。




JY「ねぇそういえばね、ハニ」


頭がくらくらするような甘すぎる香水の匂い。


JY「この前本社に来てた(〇〇)さん、さっきホテルのエントランスで見たよ？」


「……へえ、」


興味なさげな返事をしてみる



JY「スニョンとイチャついてた」


またしてもへぇ、と返事をすると

JY「えぇ？なに、今日冷たくない？」

と顔を覗き込んできたジェヨン


「、別に、」


すると頼んでもいないのにシャンパンを持ってきた彼女

JY「今日は記念パーティーだし、楽しもうよ、ね？」


なんて言ってる彼女を横目に(〇〇)が今どうしてるのかが気になって静かに探していると



パチリ、

「、、、！」

(〇〇)と目が合った。

反射的に口角が上がる


のも束の間、俺の視界から光が消えた


と同時に温かい感触が唇に伝わる


「っ、」

甘ったるい香水を残して離れるジェヨン

「お前、何してんの？」

思わず唇を袖で拭う

JY「だってハニ、私のこと全然見てくれてない。」


「ねえ、知ってるでしょ？俺らが付き合ってない事」







＿＿＿＿＿

(〇〇)slde

やっぱりどうしても気になる

ハニオッパのことが。

今一緒にいるのはスニョンさんで、私の腰に柔らかく手を添えている人もスニョンさん。だけれど

視線はずっとハニオッパを探している


HS「ねぇ(〇〇)、あっちに美味しそうなケーキ、あるんだけど取ってきてもいい？」


コクリと頷き見送った後もまた、ハニオッパを探す


と、
パチリ、
「、、！」

ハニオッパと目が合った
ニコッと笑っているオッパ。

自然と私も口角が上がった

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