天使の家に住む 2

大丈夫 ページ17

、



今。私は凄く部長を憎んでいる

嫌でも頭にポカポカ浮かぶ、私達に近づいて来た時の笑顔。



それとオマケに咳払いまでもが空耳として聞こえてくる







………何でこうなった。






＿＿＿＿＿＿＿＿数時間前


本社にて



、


逃げるように信号を渡り、やっと着いた本社。


首を90度直角にして上げないと見上げられない程の
高い建物が私たちを出迎える



入ってすぐには綺麗なロビーが広がっており

そこにはThe美人と言わんばかりの受付嬢が何人かいた


その凄さと綺麗さに圧倒されていると


HS「、さ、○○行こう」


なんとも言えないテンションでそう言った。


スニョンさんはその受付嬢の元へとズンズン足を動かす


「あ、、ちょ、まってください、っ」


そうして私も少し遅れてスニョンさんの後ろにつく



、

HS「あのすいません、これを渡しに来たのですが…」

スニョンさんがそこまで言ってバックから茶色い封筒を出す。



書類を受け取った受付嬢の人。

しばらくその封筒とにらめっこをし、一言。

受「ああ、こちらの書類ですと、私共は触れてはいけないとなっておりまして……」


HS「そうなんですか、、！」


え。
それには私もスニョンさんも驚いた。



受「はい、こちらは直接社長に持っていかれた方が良いかと思われます。」


最後にエレベーターを手で指し

社長室は27階となっております。


と告げられた。

ありがとうございます、と考え事をしながら口にする




部長、受付嬢も触れられないほどの書類をなぜ私達に預けたの………


なんでそんな大切な書類を……


なんて思っていると



スニョンさん、



HS「ほら、ボーッとしない！行くよ」


私の手を取りエレベーターへと歩き出す。








履いていたスカートが翻る















その手は少し湿っていた。
















、、






私はまだ知らなかった。
ロビーの端からハニオッパが私達の事を見ていた事を。





そのハニオッパの隣には勿論。









??「ハニ、行かないの？」








信号の時の女性がいる事も。

ええと。→←俺

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