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「章ちゃん!!!」
僕が勢いよくドアを開けるから章ちゃん目飛び出るんちゃうかっていうぐらいびっくりしてた
「なんやねん!丸!びっくりしたやんか!」
まだ抗がん剤をしてないからか元気そうな章ちゃんを見てホットしてまた涙が出る
「えっ?丸?え、?」
「章ちゃん〜ごめんなぁ〜何もわかってやれんくて〜」
なんかもう
わからんくなって思わず章ちゃんを抱きしめとった
「なんやねん、丸、怖いって」
「章ちゃん?」
「ん??」
さっきまでめっちゃ怖がってたのに急に優しい口調で聞いてくれるやん…
あかん、すきになりそうやわ…(照)
「章ちゃんがっ…僕の話をずっと聞いてくれてたように、僕もっ…章ちゃんの話聞きたいからっ…だからっ…」
泣いて上手く言葉が出てこーへん
でも章ちゃんを見ると章ちゃんも泣いとって…
「ひとりでっ…抱え込むのは…やめてなっ…」
「うっ…まるっ…」
抱きしめながらふたりして泣くなんて傍から見たら変なヤツらかも知らへん。
でもそんなん関係ない
僕らは僕らなりに分かり合えた気がするから…
医学なんて知らへん。
そんなん覆したる
そして
その日からまた章ちゃんの闘いははじまりました
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作者名:minmi | 作成日時:2018年3月12日 0時