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「再発です」
俺らの望みは叶わんくて
病院についたら真っ先にその知らせが来た
いつも強い部分しか見せへんヒナが嗚咽するように待合室で泣いとった
その光景が現実を語っとった
ヤスは今病室におって全部松下さんが話したらしい。
でもヤスは「またご迷惑かけます。よろしくお願いします」
って取り乱すわけでもなくそう松下さんに言うたらしい
そのヤスの気持ちを考えるだけで胸が苦しくなる
「よし、行こか」
ヤスの病室を開ける
開けたらヤスはぼーっと窓を見とって。
「ヤスー」
そう声かけるけど一向に振り返ろうとはせんかった
「ヤス、またなおそ…」
「なぁ、僕ってなんのために生きてんねやろ」
こっちみんとそう吐き捨てるように言うヤス
そのセリフが胸に突き刺さる
「ヤス…」
「僕、神様に見捨てられたんかな…」
「そんなわけ…」
「あるねん！！」
安は声を荒らげた
でもはっとしたんかこっちを見て「ごめん。」って謝った
「…はぁ、はぁ。ゔぅ。」
声を荒らげたせいか頭を抑えて息をしずらそうにした
「ナースコール！！おして！！」
慌ててナースコールを押して先生に来てもらう
「安田さーん、痛み止め入れますねー」
「ゔぅ。…はぁ、はぁ。」
俺らはなんもできんくて見とくことしかできんかった
そばにいって背中をさすってやることさえ…
しばらくしてヤスは落ち着いて眠った
松下さんはきっと精神的なものがさらに来ているんだろうってことやった
なんのために生きてんねやろ？
そのヤスの言葉がずっと頭の中をリピートしとった
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作者名：minmi | 作成日時：2018年3月12日 0時
