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23横山side ページ23

今日は大阪で大倉とロケ

でも全然テンションは上がらんくて

「ヤス、大丈夫かな」

「大丈夫や」

ヤスのことが心配でロケどころじゃない

でも仕事はちゃんとするって決めてんから。
自分に言い聞かせるけど無理で

ずっと頭ん中はヤスの腫瘍のことしかない

ロケ中も大倉は無意識らしいねんけど

「ヤスこれ欲しいかな」

とか

「ヤス元気かな」

ってあまりにもヤスを連呼しすぎて逆に怪しまれるからやめときって注意したぐらいやった

そんな中休憩が入る

俺はスタッフと話してて大倉はトイレに行ってる時やった

「よこやまくん！！！」

ものすごい勢いで飛んでくる大倉

なんやねん、虫でもおったんか？

「なんやねん」

「LINEみた？！」

「見てへん」

「ちょっとこれ見てよ！！」

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ヤスが倒れた。

○○病院に向かいます

丸もおる。

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なんやこれ、ヤスが倒れたってなんや

「なあよこやまくん！どうするん？！」

「こっからじゃあ3時間はかかる」

「でもヤスがヤスがっ」

「大倉、気持ちはわかるけど仕事は仕事や。
大丈夫。ヤスなら大丈夫やから」

「大丈夫ってなんも根拠ないやん！！」

大倉に言われてはっとする。
そうや、大丈夫なんてなんも根拠ないわ。

でも…

「俺らが信じんでどうすんねん」

「よこやまくん…」

「仕事終わったらすぐ向かおう。」

「うん。」

大倉をなだめてロケに戻る

ヤス。俺らが行くまで無事でおってくれ