さんじゅう ページ30
＊れん
気付いたら泣きそうになってた
それを運悪く桐島さんに気付かれてしまった
無愛想やし意外やろうけど、感動屋の泣き虫やねん
「ありがとね。」
「いや、俺は何も。」
ほんまは絶対もっと泣きたいはずやのに、、
俺に気遣って泣き止んで笑顔まで見せてる
これって俺が後輩やからかな
紫耀さんの前ならもっと泣いてたかな
神宮寺さんならもっと上手く泣き場所作ってたかな
何故かこのタイミングで男としての無力さを感じた
そして気付けば桐島さんの頭に手を伸ばして
「話ならいつでも聞きますからね。」
ぽんぽんと定番のあれをやっていた
すると少し照れ臭そうにありがとうって言われた
それからは口数少なく帰り道を進んだ
「じゃ、ここで。
永瀬くんほんとありがとね。」
「気を付けて帰って下さいね。」
「うん、じゃあ。」
いつもと変わりない様子で帰っていった
その背中はいつもと同じやった
続く
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R - もうこちらの作品も、前の作品も更新する予定はありませんか？楽しみに待ってます (2018年5月31日 17時) (
レス) id: 8ca9f6e18f (このIDを非表示/違反報告)
りんめろ - 初めてコメント書きます！前作と違った雰囲気でこっちも面白いです(^-^)いろんなジャンルの小説が書けてすごいなぁって尊敬してます！！みんみんさんこれからも応援するので頑張ってください♪ (2017年5月23日 11時) (レス) id: fb2db00679 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：みんみん、 | 作成日時：2017年3月25日 22時
