【名探偵コナン】小学一年生とは思えない！のやつ(事情は異なります) (ページ6)

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とある放火事件は最近のことであったページ6

ひじょーーーーーーーーに、まずいこととなった。

「こんにちは、少年探偵団の新入りさんですか？」

私は知らないぞ、どっかの大学院生なんて知らないんだからな。

私のコナン知識の実態。

一応全巻読んでいた。無論、私が死んだあとの内容は知らない。

正直、どの事件がいつ起きるとか。犯人が誰とか。全然覚えてない。覚えているのもあるけれど基本覚えてない。

私は、ここが名探偵コナンの世界であると気づいてからあることを調査した。
どのような事件が起こったかである。
事件を調べれば、時期がわかる。

例えば、工藤新一の話題があるかとか。眠りの小五郎が出てくるかとか。離島の放火事件とか。連続爆破、銀行強盗etc

覚えている限りを調べた当時。少なくとも、知っていた事件は基本、後の祭りであった。…悲しいが、私にはどうしようも出来ないことであったということだ。

さて、私が特に気になっていたのは大きく3つのポイント。

言わずもがな、工藤新一の消息

そしてロンドンでの事件。この辺りから、物語が大きく進展して言った印象がなんとなく強い。

最後の1つ…来派峠に関連する一連の事件である。

閑話休題

「そうだよ！Aちゃん、すっごく頭がいいの！コナンくんみたいに！」
「最近灰原が来ないからな！助っ人として最初は入れて、今はもう正式な団員なんだぜ！」
「今日は探偵団バッチを博士に貰おうと思って来たんですよ！」

「そうなんですか。…コナンくんみたいに、頭がいいとは。いやはや、最近の小学生はすごいですね」

来派峠。
正直調べても全然分からなかった。
まず楠田なんとかのいる病院がどこか知らなかったので、病院から辿ることが出来ず。というか曖昧すぎて何を調べればいいかすら謎。

そして驚いたことに、水無怜奈のことが頭からすっぽ抜けていた。ニュースで見かけた上でドスルー。そりゃ全く辿れないわけである。

「初めましてー、神永Aです…」
「阿笠博士の隣の家に居候をしている、沖矢昴と言います。よろしくお願いしますね」

事前準備(気持ちの準備)なく、私は本編のふかーい所に足を取られ始めてしまった可能性に、血涙を垂れ流しながら慟哭したい気分であった。