オオカミちゃんには騙されない

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樹「Aちゃんって同い年だよね？」

「多分そうだよ」

樹「19?」

「19」

樹「じゃあさも呼び捨てで呼ぼうよ」

「いいね〜」

樹「Aは最近上手くいってる?」

「う〜ん、どうだろう
最初から1番気になる人は変わってないんだけど」

樹「他にも気になる人がいるの?」

「うん、2人
ブレスレット貰って」

樹「貰ったからちょっと気になるみたいな」

「うん
...最近さなんか自分がよくわかんなくなってきて
1番気になってるって思ってる人もほんとは違うのかもって」

樹「色んな人にアピールされすぎて自分の気持ちわからなくなってきた？」

「うん」

樹「まあ、中間告白まではそんなに時間ないけど焦らず自分の気持ちと向き合ってみたら?」

「うん
樹はどうなの?」

樹「俺はね好きな人に好きな人がいてその好きな人にも好きな人がいる」

「...?」

樹「笑
俺夏恋ちゃん好きなの」

「あ、そういうことか」

樹「Aって馬鹿なんだ、笑」

「馬鹿じゃないし笑うな馬鹿!!」

樹「ごめんごめん、笑
怒んなって」

「全然反省してない」

樹「...」

「樹?」

樹「Aが脱落の後も自分の気持ちがわからなくて
俺がまだ夏恋ちゃんに片思いだったらここで付き合わない?」

「それもありかもね、笑」



飯豊「えーー」

Ami「ここで付き合うの!?」

松田「樹さらっと言いましたね」

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