不幸中の不幸 ページ1
「え、？それはどういう…」
今私は何故か不動産屋にいる。
「契約書の期限が今月までになっておりまして」
そこで再契約をと考えていたのですが、
と申し訳なさそうに言う担当者さん
続けて奥からも誰が知らないおばさんが出てきて
私にズバッと言った。
「そこの部屋、もう他の人が契約結んじゃったのよ」
と。
ごめんねぇと二人共に頭を下げられる始末
でも私どうしよう？これから
「あの、私どうすれば…」
うん〜それがねぇ、、とおばさんは躊躇う素振りを見せた
「一か八かでその入居者さんに頼み込んで一緒に住むっていう手もあるけど、、」
まあそれしかないわね？と言ったおばさん。
それに加えて
「すみません、僕が間違えて契約しちゃったんです」
と眉毛を八の字に下げて言った担当者さん
いつもの私だったら
誰だって間違いはありますよ(にっこり)
で済んでるんだろうけど
これはちょっと、、
「私、住むところ無いです。どうしましょう」
そうなんです。私のマンションの部屋、誰かが私の担当者と契約結んじゃいました。
私がどうしよう、どうしよう、、とアタフタしているのを脇目に、
「よし！じゃあ頼み込むしかないわね」
うわーこういうのやってみたかったあー！
と爽快に言うおばさんと、
「えっと、あの、その、、、」
何も言える事がない私。
オマケに
「っじゃあ僕！契約者に問い合わせてみます」
とこちらも爽やかに電話のボタンを押している担当者。
いやなんでみんな人の不幸中に爽やかになるん？
「あっ！もしもし〜こちら@@不動産です〜はい〜お世話になります〜……」、、
電話、繋がった。
この電話1本で、私の人生が変わると言ってもおかしくない
「あっ、左様でございますかぁ！はいっ！では本日こちらに〜」
お？なんか、いけたのか？
「はい〜ではお待ちしておりますね〜」
ガチャっと受話器を置いた担当者
ふー、と浅く息を吐いて、
それはそれは万遍の笑みでこちらにグッドサインを送ってきた
「今日、契約の訂正に来られるそうです！」
よかったあ、
なんとか私の住処は確保できた。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 277人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「SEVENTEEN」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
12日(プロフ) - yu様コメントありがとうございますm(_ _)m！（）を付ければ反映されますでしょうか、、？！やってみます。アドバイスありがとうございます！ (2022年7月9日 10時) (
レス) id: ebea1e341d (このIDを非表示/違反報告)
yn(プロフ) - 名前にしたい部分に()をつけて(〇〇〇)にしないと反映されないと思います。 (2022年7月2日 18時) (レス) id: 6d3de8ca6e (このIDを非表示/違反報告)
12日(プロフ) - そうなんですか！！？やってみます！教えて頂きありがとうございますっm(__)m (2022年6月20日 0時) (レス) id: ebea1e341d (このIDを非表示/違反報告)
ぴり - 12日さん» 名前の部分を○○○にすればいけるかもしれないです！私か見る専なんで詳しくないんですが… (2022年6月20日 0時) (レス) @page6 id: 338dd64df0 (このIDを非表示/違反報告)
12日(プロフ) - コメントありがとうございますっ！実はまだ名前変更の仕組みが理解できていません><本当に申し訳ないです💦 (2022年6月19日 23時) (レス) id: ebea1e341d (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：12日 | 作成日時：2022年3月22日 1時
