Changmin Love me again ２ (ページ7)

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頑張っても無理な人 side you ページ7

A「いただきます。」

お昼はいつも自分のﾃﾞｽｸでお弁当を食べる。
中身は夜の残り物だったり、朝、ｳｲﾝﾅｰ炒めるとか卵を焼くとか誰でも出来る簡単なもの。
手作りとはいえ決して自慢出来るものじゃない。

吉田「ﾁｰﾌいつもお弁当ですよね。」

いつもならﾁｬﾝﾐﾝたちとお昼を食べにいく吉田さんが珍しく残ってる。

A「吉田さん、室長たちと外に行かなかったの？」
吉田「だってﾄﾝｶﾂだって言うんですもん。私、今ﾀﾞｲｴｯﾄ中なんです。」

そう言ってちっちゃなちっちゃなﾀｯﾊﾟｰに入ったﾌﾟﾁﾄﾏﾄを食べる吉田さん。
いくらﾀﾞｲｴｯﾄっていってもそのﾀｯﾊﾟｰに３個くらいしか入ってないﾄﾏﾄだけで大丈夫なのかな？

吉田「平気です。私、そんな胃大きくないんで。ﾁｰﾌこそ、そんなお弁当で大丈夫ですか？」
A「え？」
吉田「だって手抜き丸出しじゃないですか。」

手抜き…。
確かにそうかも。

吉田「そんなんでお子さんのご飯とかお弁当とかちゃんと作れるんですか？ただでさえ母子家庭ってﾊﾝﾃﾞがあるのに。」
A「ﾊﾊ…完璧には出来ないかも。料理も上手じゃないし。これから頑張るかな(苦笑)」
吉田「ｸｽｯ…ま、頑張っても無理な人は無理ですけどね。料理はｾﾝｽなんで。」

そうなんだ…。
ｾﾝｽなんだ…。

吉田「そうですよ？ぁ、私、ﾁｬﾝﾐﾝさんにお弁当作ってあげよっかなぁ！ﾁｰﾌのお弁当よりはﾏｼなもの作れますから(笑)」

私のお弁当より…ﾏｼか。
言われちゃったなぁ…。
作れないわけじゃないけど決して上手じゃないし…。

A「…作ってもらってたもんね…。」

ﾁｬﾝﾐﾝと一緒に住んでた時、ご飯はﾁｬﾝﾐﾝが作ってくれた。
手伝うよって言っても「俺が好きでやってるんだから気にするな。」ってその言葉に甘えて作ってもらってた。
けど、もしかしたら私がまともに作れないから自分で作ってたのかも知れないな…。
吉田さんの言う通り…。

A「ﾊｧ…なんか落ち込むなぁ…のんちゃん…。」